カナダGDP、第3四半期は年率2.6%増 予想大きく上回る

バンクーバーの港で3月撮影。  REUTERS/Chris Helgren

[オタワ 28日 ロイター] – カナダ統計局が28日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、年率換算で2.6%増加し、予想の0.5%増を大幅に上回った。前期は1.8%減に下方修正されたが、2四半期連続のテクニカルなリセッション(景気後退)は免れた。これを受け、カナダ中銀が12月10日の会合で利下げを見送るとの見方が強まった。

原油輸出と政府支出が経済活動を押し上げた一方、企業投資と家計消費は米関税を巡る不確実性が続いて期待外れの内容になった。ただ、第3・四半期の数字は、米政府機関閉鎖の影響で海外貿易のデータが入手できなかったため、通常より大きく修正される可能性があるという。

9月単月のGDPは前期比0.2%増で予想と一致した。8月は0.1%減だった。

統計局は10月のGDPが0.3%減少し、再びマイナス転換する可能性があるとみている。

第3・四半期は原油とビチューメンの輸出が6.7%増加し、政府の資本支出も2.9%増加したことで、米関税などによる影響を幾分緩和した。また、武器システムや病院などへの支出が増え、政府投資をけん引した。

企業の資本投資は横ばい、家計の最終消費支出は0.1%減少した。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「景気後退の見方はひとまず後退するだろう」と述べた。

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