米政権、「第三世界諸国」からの移民を恒久的に停止へ=トランプ氏

11月27日、フロリダ州パームビーチで報道陣と話すトランプ米大統領。REUTERS/Anna Rose Layden

[27日 ロイター] – トランプ米大統領は27日、米国のシステムを完全に回復させるため、全ての「第三世界諸国」からの移民を恒久的に停止するよう、政権が取り組むと述べた。

ホワイトハウス付近での襲撃事件を受けた措置。トランプ氏は、この事件がバイデン前政権時代の移民審査の失敗に起因すると主張している。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で「米国のシステムを完全に立て直すため、全ての第三世界諸国からの移民を恒久的に停止する。バイデンによる数百万件の不法入国容認措置を全て撤廃し、眠そうなジョー・バイデンのオートペンで署名されたものも含めて無効にする。米国の純資産とならない者は全員送還する」としている。

特定の国名は挙げず、「第三世界諸国」や「恒久的に停止」の意味も説明しなかった。

また、「非市民」に対する連邦政府の給付金や補助金を全て打ち切るとも述べ、「国内の平穏を損なう移民の市民権をはく奪し、公的扶助を受けていたり、安全保障上のリスクであったりするほか、西洋文明に適合しない外国人を国外に追放する」とした。

米国では26日、首都ワシントンのホワイトハウス近くで州兵銃撃事件が発生し、当局はアフガニスタン国籍のラフマヌラ・ラカンワルを容疑者として捜査している。トランプ氏は27日、重傷を負った州兵2人のうち1人が死亡したと発表していた。 もっと見る

ロイターが確認した米政府文書によると、容疑者は今年、トランプ政権下で難民認定を受けていた。

これに先立ち、国土安全保障省当局者は、トランプ氏がバイデン前政権下で承認された亡命申請や、19カ国の国民に発行されたグリーンカード(永住権)について、広範な見直しを命じたと述べていた。

米国市民権・移民局(USCIS)は26日、「安全保障と審査手続きのさらなる見直しが完了するまで」、アフガン国籍者に関する移民審査手続きを無期限に停止することを発表した。

トランプ氏は「違法かつ秩序を乱す住民を大幅に減らすことを目指して、こうした目標が追求される」とし「この状況を完全に解決するには、移民の流れを逆転させるしかない」と述べた。

ラフマヌラ・ラカンワル容疑者は2021年に再定住支援プログラムを通じて米国に入国していた。このプログラムは、アフガン政府が米軍撤退後、急速に崩壊しタリバンが支配権を握ったことを受け、当時のバイデン政権が導入した。

トランプ氏は今回の発表前、別の投稿で、アフガンからの「恐ろしい」空輸作戦で、何十万もの人々が「審査も確認もされずに」米国へ流入したと主張していた。

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