公開日時 2025年11月22日 05:00更新日時 2025年11月22日 14:30
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「ラウンドテーブル」で意見を交わす沖縄懇話会の登壇者=21日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル
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島袋 良太
沖縄と本土の経済人でつくる「沖縄懇話会」は21日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで、第36回定時総会と会員懇談会(ラウンドテーブル)を開いた。高い技術力で成長を続ける台湾との連携強化をテーマに、近接優位性を生かした科学技術の交流やスタートアップ育成、沖縄をイノベーション創出のためのテストベッド(実証実験のプラットフォーム)とするための仕組みづくりなどで、意見を交わした。
那覇空港の機能強化と基地跡地利用計画の構想「ゲートウェイ(GW)2050」推進協議会の石嶺伝一郎理事は「与那国島からわずか100キロ先にビジネスのエネルギーが渦巻いている」と、台湾との連携の意義を強調。沖縄科学技術大学院大(OIST)や産業技術総合研究所、台湾の工業技術研究院(ITRI)を含めた産学官で連携し、新たな産業を創出する「ゲートウェイ・イノベーションパーク」創設を目指すと説明した。
台湾の大手金融機関CTBCが運営するビジネス大学・中信金融管理学院の柯宗育事業部長は、来年沖縄でMBA(経営学修士)が取得できるビジネススクール開設計画を紹介。「日本人と台湾人が刺激を与え合うことで発想やイノベーションが生まれる」と強調した。「沖縄経済は成長していく。どうチャンスをつかみ、新しい可能性を創り出すか。イノベーションはゼロから組み立てるのではなく、互いの資源や強みを組み立てることが大事だ」と話した。
ライオントラベルジャパンの李春霖社長は、台湾では観光でもスタートアップの成長が著しく、同社も人工知能(AI)を駆使し、顧客の履歴などを基に旅行プランを提案する機能などを導入していると説明。沖縄との交流を通じた、高付加価値な観光人材の育成に期待を寄せた。
(島袋良太)
