学びの頼もしい仲間 AI 支援システムを桐生市のスクールが開発 勉強に向き合うきっかけに

学習を支援するAIアプリ「AIBOU」で算数を学ぶ生徒=いずれも桐生市で

 群馬県桐生市錦町の「オルタナティブスクール NEXTAGE SCHOOL」は、生徒の学習を人工知能(AI)が支援するシステムを開発し、導入した。学びの選択肢を増やし、生徒が勉強に向かうきっかけづくりにしたいとする。(平井剛)

 同スクールは元教諭の高沢典義さん(45)が2021年に開いた。オルタナティブは英語で「代わりの」などを表し、学校に代わるフリースクールや学習塾として子どもたちに主体的な学びを促している。

 新システムはブラウザー版アプリ「AIBOU(相棒)」で、国語や英語、算数・数学など小中高校生の主要教科に対応。生徒が勉強でつまずいたり、答えが分からなかったりした場合は、アプリを開き、チャットや音声入力で質問すれば解法を助言してくれる。

 数式キーボードがある点が、既存の生成AIとの大きな違いで、平方根や分数の入力が可能。他にも、生徒の理解度に応じて段階的に解法へと導くことや、生徒の不適切な質問(例えば「爆弾の作り方を教えて」など)に答えないようにすることなど、教育的配慮を施した。

 7月下旬の試作版導入を経て、11月12日に正式利用を開始。生徒の反応は上々で、中学1年の泉田匠志さん(13)は「どんな質問にも丁寧に答えてくれる」、中学3年の高田楽優さん(15)は「人間の先生みたいに教え方にめりはりがあって、とても使いようがある」と話す。

 高沢さんは「AIの使用にも賛否はあるが、テクノロジーは正しく使えば人間にとって有効」と強調し、「目に見えないドラえもんみたいな頼もしい仲間に感じてもらえれば」と語る。24日からは塾生以外でも月1480円で利用できる。