【第104回全国高校サッカー選手権 鹿児島県大会 神村学園vs鹿児島城西高校 マッチレポート&有村圭一郎監督コメント⚽️📷 】
2025.11.16 13時kick off 白波スタジアム
神村学園高等部 3−0 鹿児島城西高校

第104回全国高校サッカー選手権鹿児島県大会決勝戦は、神村学園高等部と鹿児島城西高校の対戦となった。
選手権県大会の決勝では、もはや見慣れた感のあるこのカードは、バックスタンドも赤と青の2色に染まり、歴史あるダービーマッチのような雰囲気すら醸し出す。互いにリスペクトし合う、好敵手同士の対戦だ。
この試合注目の、城西の得点源である大石 脩斗(3年)選手がベンチスタートとなったこのゲームは、入りからボールを保持し、正確なつなぎでボールを前に進める神村と、ゴール前のブロックからボールを絡め取り、速い展開で神村ゴール前に迫りたい城西という構図になった。
球際で勝る神村は、城西ゴール前に多く進入するシーンを作るが、簡単には決定的な場面を作らせない城西ディフェンス陣。それでも次第に、神村の圧力がじわじわと城西ゴールを脅かすシーンが増えていった。
19分、神村がリスタートからのボールを縦に鋭く入れると、これを受けた日高元(3年)選手が右サイドで城西のディフェンスを突破。中央に折り返すと、徳村 楓大(3年)選手がこれをゴールに流し込む。神村学園が先制に成功した。
一方の城西も、ボールを奪ったところからカウンターの形を作りに行くが、こちらも神村ディフェンス陣がそれを許さない。
29分には、神村が左サイドで城西ディフェンス陣を揺さぶると、中央へクロスを供給。中で徳村 楓大選手がシュートまで持ち込むが、城西ディフェンスがブロック。そのこぼれ球を再び神村の倉中 悠駕(3年)選手が頭で押し込む。神村学園に追加点が生まれた。
ここで城西は、エースの大石 脩斗選手の投入を決断。別府 拓眞(3年)選手との2枚替えで、チームに前への推進力を加えていく。
2-0で折り返した後半も、神村のペースで試合は続いていく。城西としては大石 脩斗選手にボールを集めて、フィニッシュの形を作りたいが、神村ディフェンス陣も2人以上のマークをつけて、自由にさせない。
そして61分、神村は左からのCK。細山田 怜真(3年)選手が正確に中央に入れたボールに、中野 陽斗(3年)選手が飛び込み、ダメ押しのゴールを決めた。
城西にとっては難しいゲーム展開となったが、それでも勝利を諦めない。そのためにはまず1点が必要と、ここからさらに前への圧力を増していく。神村としても、城西が勢いに乗せてはいけない相手であることは理解しており、その圧力に負けないディフェンスで、城西の強みの部分を封じていく。まさに好敵手同士の見応えあるゲームが進んでいった。
最後は神村が城西の猛攻を封じ切って、終了のホイッスルが鳴る。
第104回全国高校サッカー選手権鹿児島県代表は、3-0で勝利した神村学園が手にすることとなった。
試合後の有村圭一郎監督のコメントです。
【有村圭一郎監督】

Q.選手権県大会の決勝戦ということでした。この試合を振り返ってみていかがでしたか?
(城西高校の)大石君が今日出られないということになって、ちょっと想定外のことが起こったんですけども、リズムよく前半のうちに2点取れたことが大きな勝因だったと思います。
Q.対戦相手の鹿児島城西高校という相手に対して、どういう印象を持って、どういう準備をしてきたか教えてください。
もちろん好敵手ですし、我々もレベルを上げてもらう相手です。鹿児島のサッカーを強くするために必要なライバルだと私どもは思っていますし、そういうサッカー仲間とこうやって決勝戦を戦えたというのは、勝っても負けても子どもたちのためになるんじゃないかなという話を、今日のスタート前に話をして臨みました。点数は3点入りましたけど、もちろんそんな差もない拮抗したゲームだったなと思います。
Q.実際に戦ってみて、相手のいいところも出ていたというような印象ですか?
相手のいい部分を消しながら、うちのいい部分は相手に消されながら、そういうゲームだったと思います。
Q.3得点の評価をお願いいたします。
得点が取れた部分は、ちゃんと狙い通りやってきた部分が出たので、そういう意味では合格点ですし、素晴らしい得点を3つ取ってくれたなと思っています。
Q.全国ということになりました。お気持ちいかがですか?
鹿児島の代表として簡単に負けるわけにはいかないので、一つでも多く勝ち進めるように準備したいと思います。全国大会というのは簡単なものではないですけれども、必死に我々のサッカーを見てもらえるように、テレビの前でも見てもらえるようにやっていきたいなと思っています。
(取材・文 濱田英作)
