
ロシア石油大手ルクオイルが、イラクの西クルナ事業について不可抗力条項を宣言したことが分かった。同社ロゴの資料写真(2025年 ロイター/Anton Vaganov)
[バグダッド 10日 ロイター] – ロシア石油大手ルクオイル(LKOH.MM), opens new tabが、イラクの西クルナ事業について不可抗力条項を宣言したことが分かった。関係者4人が10日、明らかにした。ブルガリアも同社が国内に所有するブルガス製油所を接収する見通し。今回のイラク事業での不可抗力条項発動は、先月の米国によるルクオイルとロスネフチ(ROSN.MM), opens new tabに対する制裁の影響としては最も甚大。
関係者4人によれば、ルクオイルは4日、イラク石油省に対し書簡を送付し、西クルナ油田2に不可抗力条項を発動したため、通常操業の継続が不可能だと通告した。
ルクオイルはロシア企業の中で最も海外市場進出が進んでいる。西クルナ2油田は世界最大規模の油田の一つで、同社にとって最も重要な海外資産だ。
イラク石油省高官は、不可抗力条項発動の原因が6カ月以内に解消されなければ、ルクオイルは同油田での生産を停止し完全撤退する可能性があると述べた。
関係者4人のうち3人は10日、イラクが米国の制裁を受け、ルクオイルへの現金および原油による支払いをすべて停止したと明らかにした。
石油省高官によると、制裁を巡る問題が解決されない限り、イラク石油販売公社(SOMO)はルクオイルとの契約を継続できないという。
西クルナ事業の責任者によれば、同社は7日、ロシア人以外の外国人従業員に雇用終了のメールを送付。現在はロシア人とイラク人のみが残っているという。
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