ロシア大統領府、核実験巡り米国の説明待ちと報道官=タス通信

写真はロシア大統領府のペスコフ報道官。モスクワで9月代表撮影。REUTERS

[4日 ロイター] – ロシアは核実験再開に関するトランプ米大統領の発言について、依然として米国の説明を待っている。国営タス通信が4日、ロシア大統領府のペスコフ報道官の発言として伝えた。

トランプ氏は先月30日、ロシアや中国に後れを取ることはできないとし、国防総省に対し核兵器実験を直ちに開始するよう指示したと明らかにした。

ペスコフ氏は、ロシアも中国も核実験を再開していないと指摘した。

タス通信によると、ペスコフ氏は国営テレビRTに対し、「ロシアも中国も核実験を再開していないため、米国側から何らかの説明を受ける必要がある。現時点では米国大統領が具体的に何を考えているのか分からない」と述べた。

ペスコフ氏はまた、ロシアも中国も包括的核実験禁止条約の規定を引き続き順守していると語った。

世界最大の核兵器保有国であるロシアのプーチン大統領は、核実験を行う国があればロシアも行うと繰り返し発言している。

ソ連崩壊後のロシアは核実験を実施していない。ソ連が最後に核実験を行ったのは1990年、米国は92年、中国は96年だ。

ライト米エネルギー長官は2日、トランプ氏が指示した核兵器実験について、現時点で核爆発を伴うものではないとの認識を示し、新しい核兵器が従来のものより優れていることを確認するために、新しいシステムのテストが行われると述べた。

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