欧州において、『Ghost of Yōtei』の初動の売上が『Ghost of Tsushima』と同等となったことが新たなデータで判明した。

The Game Businessによると、『Ghost of Yōtei』は欧州のGSD (Games Sales Data)チャートで『EA SPORTS FC 26』に次ぐ初登場2位にランクインしている。

ここで注目したい点がいくつかある。『Ghost of Tsushima』は当時、現在のPS5よりも普及台数が多いコンソールで発売されただけでなく、ロックダウンによって外出が減ったためにビデオゲームの売り上げやプレイヤー数が記録的に伸びたパンデミック中に発売された。

The Game Businessは、『Ghost of Yōtei』が2023年10月に発売された『Marvel’s Spider-Man 2』以来、PlayStationのファーストパーティータイトルとしては最大のローンチとなったと指摘している。なお、2024年2月に発売された『HELLDIVERS 2』は12週間でなんと1200万本を販売し、依然としてPlayStation Studiosのゲームの中で史上最速ペースの売り上げを記録した作品となっている。気になるのは、『Ghost of Yōtei』が最終的にソニーの期待に沿うような結果を出すのかどうかだ。『Ghost of Tsushima』は2024年9月の時点で1300万本以上を販売する大ヒット作となっている。

しかしこれは、ソニーのファーストパーティースタジオがここ数年で発売した新作ゲームの少なさを浮き彫りにしてもいる。2023年10月にInsomniac Gamesの『Marvel’s Spider-Man 2』が発売されて以来、前述の『HELLDIVERS 2』、大失敗作となった『CONCORD』、Team Asobiによる傑作『アストロボット』、『LEGO ホライゾン アドベンチャー』、『MLB The Show 25』、そして数々のリマスター版が登場した。ノーティードッグは、新作に関してはPS5世代を完全にスキップしたかのようだ。

現在開発中とされているソニーのファーストパーティータイトルとしては、Bungieの『Marathon』、Housemarqueの『SAROS』、Insomniac Gamesの『Marvel’s Wolverine』、ノーティードッグの『Intergalactic: The Heretic Prophet』、Haven Studiosの『Fairgame$』、ゲリラゲームズによる「Horizon」のマルチプレイゲームなどが発表されている。そして、ソニーのライブサービス戦略が行き詰まったのちに中止となったファーストパーティータイトルは、「The Last of Us」のマルチプレイゲーム、「ゴッド・オブ・ウォー」のライブサービスゲーム、Bend Studioによるライブサービスゲームなどだ。Bend Studioによる現時点の完全新作は、2019年にPS4で発売された『Days Gone』となっている(2021年にPC版が発売)。

では、米国における『Ghost of Yōtei』の調子はどうだろうか? 米市場調査会社のCircanaでシニアディレクターを務めるマット・ピスカテラによると、本作は週間アクティブユーザー総数チャート(10月4日までの週)で12位にランクインしており、PlayStationのアクティブユーザーの4.4%がプレイしているという。偶然にも、『Ghost of Tsushima』も2020年の発売初週に12位にランクインし、PlayStationのアクティブユーザーの4.4%がプレイしていた。

つまり、『Ghost of Yōtei』は少なくとも初動で『Ghost of Tsushima』と同じくらい成功しているということのようだ。今後実施される決算報告で、ソニーが『Ghost of Yōtei』の売れ行きについてどんなコメントをするのか、また、年末に向けてその売り上げがどう推移していくのか楽しみだ。

サッカーパンチプロダクションズの次の展開については、同スタジオの共同創設者であるブライアン・フレミングがVGCに対し、『Ghost of Yōtei』協力型マルチプレイモード「Legends」を2026年にリリースしたのちに次のプロジェクトを決めると語っている。だが、比較的少人数で構成された同スタジオから立て続けにゲームが登場することは期待しないでほしいという。一度に1本というのがサッカーパンチのスタイルだそうだ。

サッカーパンチの今後の展開が判明するまで、IGN JAPANによる『Ghost of Yōtei』のレビューをチェックしてほしい。

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