公開日時 2025年10月11日 13:15更新日時 2025年10月11日 13:15

沖縄戦に言及なし 「発言、真摯な努力必要」 首相戦後80年所感
戦後80年に合わせた「内閣総理大臣所感」を発表し、記者の質問を受ける石破首相=10日午後、首相官邸(共同通信)

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謝花 史哲

 石破茂首相は戦後80年に合わせ発表した所感で、今年6月に沖縄全戦没者追悼式に出席した際に、ひめゆり平和祈念資料館も訪問したことなどに触れ「先の大戦の反省と教訓を改めて深く胸に刻むことを誓った」とつづった。

 ひめゆり平和祈念資料館を巡っては今年5月、西田昌司参院議員がひめゆりの塔の説明書きを「歴史の書き換え」と発言し、大きな批判を浴びた。

 西田氏の発言を念頭に、県民への配慮から石破氏はひめゆり平和祈念資料館を訪ね、自ら沖縄戦に向き合う姿勢を見せたとみられる。ただ、所感では沖縄戦への言及はなかった。

 所感発表後、西田氏ののような沖縄戦の実相をゆがめる歴史修正の動きについて見解を問われ、修正するのであれば歴史に向き合う努力が求められるとの考えを示した。その上で「指摘の事項について沖縄でいろんな議論がある。可能な限り沖縄に足を運び、どれだけ実際にそういう方々のお話を聞くのかという真摯(しんし)で誠実な努力なくして歴史について発言をするということは控えねばならないことだと思う」と述べた。

 歴史に対して真摯に向き合う姿勢については「自分自身、まだそれが十分でないということを反省している」とも発言した。

(謝花史哲)