ディープシーク、最上位AIモデルを更新 中国製半導体との互換性を最適化

 8月21日、中国の新興企業ディープシークは、最上位の生成人工知能(AI)モデル「V3」の更新版をリリースした。1月29日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[北京 21日 ロイター] – 中国の新興企業ディープシークは21日、最上位の生成人工知能(AI)モデル「V3」の更新版をリリースした。同社は特色として、中国製半導体との互換性を最適化する機能の採用と、処理速度の高速化を挙げた。

米国による中国への半導体輸出規制に対抗する中国は、米国からの輸入品の置き換えを進めている。ディープシークの方向性は、中国の新たな半導体エコシステムとの連携強化に向かっていることを示唆している。

ディープシークは微信(ウィーチャット)への投稿で、更新版のフォーマットが「近く導入される国産の次世代半導体」向けに最適化されていると説明する。ただ、具体的にどの半導体モデルやメーカーの製品に対応しているのかは明示していない。

また、更新版のフォーマットが、推論モードと非推論モードの両方で動作することが可能なハイブリッド推論構造を採用していると紹介。利用者は同社の公式アプリとウェブサイトに設定された「ディープシンキング」ボタンをクリックすることにより、これらのモードを切り替えることができる。

V3の更新版のリリースは、ディープシークにとって5月の生成AIモデル「R1」更新と、3月のV3の機能強化に続く動きとなった。

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