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2025年7月16日 16:16

【速報】万博カナダ館「36協定開示されず時間外労働」協会に改善求める要請書 ドバイの人材派遣会社「日本で働いてよかったと実感できるように」

 外国人労働者が多く加入する労働組合「ゼネラルユニオン」は16日に会見を開き、大阪・関西万博の「カナダパビリオン」で働く労働者が、労使協定が周知されないまま時間外労働をさせられていたなどとして、万博協会などに改善を求める要請書を送付したことを明かしました。

 ゼネラルユニオンによりますと、カナダ国籍などの30人は、ドバイに本社を置く人材派遣会社やその日本法人と雇用契約を結んだ上でカナダパビリオンで従事していますが、4月の開幕以降、労働基準法で周知が義務付けられている労使協定(36協定)が開示されないまま、時間外労働をさせられていたと訴えています。

 6~7月にかけて、協定の内容が従業員側に周知されましたが、実態には合っていないことから、派遣会社側に新たに労使協定を結ぶよう求めています。また、契約の不備により、給与振り込み口座の開設が遅れたり、保険料や税額が確定しなかったりしたため、賃金の支払いの一部が遅れているということです。

 組合側は2日付でカナダ大使館に問題の調査・解決を求める要請書を送るとともに、この人材派遣会社がアイルランド・ドイツ・クウェートなど複数のパビリオンの運営も担っていることから、万博協会に対しても、3日付で改善を求める要請書を提出したとしています。

 16日の記者会見で、ゼネラルユニオンの寺尾そのみ担当執行委員は、「泣き寝入りしているパビリオン従事者はたくさんいるのではないか。外国籍の労働者は立場が弱い。万博協会には『労使間でやってください』ではなく、働いている人が『日本で働いてよかった、ちゃんと改善してもらえるんだ』と実感できるような具体的な動きをしてほしい」と訴えました。

最終更新日:2025年7月16日 17:19

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