
内灘海岸で水難救助訓練 既に石川県内では5人死亡…海水浴シーズンを前に事故を防ぐため消防・海保が連携強化
石川県内灘町の海岸に、2年ぶりに海水浴場が開設されます。
全国で水難事故が相次ぐなか、迅速な救助活動を行うため、消防と海上保安部が2日、ヘリを使った大規模な救助訓練に臨みました。
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通報者役「こっちや!助けてくれ!」
2日、内灘海岸で行われた訓練は、海水浴をしていた20代の男性2人が流され、行方がわからなくなった想定で実施され、内灘町消防本部や金沢海上保安部、警察などから50人が参加しました。
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1人目は陸上から確認できる沖合100メートルで発見。
即座に医師の元へ運び、救命措置にあたります。一方、もう1人の行方がつかめず、海上保安部が一列になって浜辺近くの海岸を捜索する「平行検索」という方法で行方を追います。
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さらに、消防がドローンを使って捜索。沖合では金沢海上保安部の巡視艇から潜水士が海の中へ向かいます。そして上空には海上保安部のヘリが到着。
「海水浴は監視員がいるところで」「異変があれば周りにアピールを」
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19日、2年ぶりに開設される内灘海水浴場。
能登半島地震の対応のため管理人を確保できなかった2024年には、20代の男性2人が流される事故も発生しています。
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内灘町消防本部・中本潤署長「原則的には監視員がいるところで海水浴を楽しんでいただければ遊泳ロープを張るが、その外に出ると急に深くなる離岸流も発生する可能性がある。周りに自分に異変があったということをアピールする、伝える。」
第9管区海上保安本部によりますと、県内では2025年に入り、7月1日までに、海での事故が12件発生していて、すでに5人が亡くなっています。特に釣りをしているときに誤って海に転落するケースが多くなっています。
石川県内13の海水浴場が開設へ 地震の影響で珠洲市・輪島市では見送り
県などによりますと、2025年は2024年より2つ多い13の海水浴場が開設される予定で、加賀市の黒崎海水浴場は1日、海開きを迎えました。
白山市の小舞子海水浴場と徳光海水浴場は12日に、その後20日にかけて、能登町の五色ヶ浜海水浴場や羽咋市の千里浜海水浴場など、9か所で海開きを迎えます。
珠洲市と輪島市の海水浴場は、いずれも地震の影響で関連施設の復旧や海の安全性の確保が追いついていないことなどから開設が見送られた一方で、七尾市では、鵜浦海水浴場とマリンパーク海水浴場が2年ぶりに開設されます。
内灘町消防本部の中本潤署長は海に入る時は、
・酒を飲んだら絶対に泳がない
・もし流されてしまったら気管に水が入って溺れてしまわないように救助が来るまで落ち着く。
この点に注意して海水浴を楽しんでほしいと話していました。
