全国で毎年1500人以上が亡くなっている結核の予防について話し合う全国大会が、今年度愛媛県で開かれることになりました。

県庁を訪れたのは、結核予防会の尾身茂理事長などあわせて7人で、中村知事に「結核予防全国大会」を今年度、愛媛県で開催することを報告しました。

毎年開かれているこの全国大会は、結核予防に取り組む医療関係者などが一堂に会し、対策を話し合うもので、県内開催はおよそ60年ぶりとなります。

尾身理事長は「新型コロナ感染症で多くの人が亡くなったが、結核は、毎年、世界で100万人が亡くなるなど、慢性的な流行となっている。国際的な制圧には時間がかかるが、知見と経験を持っている日本ができる対策は多い」と説明しました。

結核は、国内では毎年、およそ1万人が新たに発症しているほか、1500人以上が亡くなっていて、県によりますと県内でも、おととし、22人が亡くなっているということです。

今年度の全国大会は、来年春ごろに松山市内で開催される予定で、中村知事は「大会は県民に啓発する機会にもなるため、準備に協力したい」と述べました。

報告のあと尾身理事長は「愛媛出身の俳人・正岡子規も結核にかかって亡くなったが、過去の病気と思わず、早く発見して治療につなげることが大切だ。愛媛開催に期待している」と話していました。

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