公開日時 2025年07月01日 09:07更新日時 2025年07月01日 09:46
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絵本「チロリ」をウクライナに送る大木トオルさん(右)=6月30日、成田空港
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共同通信
「動物の殺処分ゼロ」を目指して長年活動している音楽家の大木トオルさん(75)が、戦禍で暮らすウクライナの子どもたちに命の大切さを伝える絵本「チロリ」を贈ることを計画。ウクライナ語版を自費制作し、6月30日夜に200冊を成田空港から現地に向け送った。
大木さんは1970年代に米国に渡りブルース歌手として活躍。一方で動物愛護活動に50年近く取り組み、セラピードッグ(治療犬)の育成に尽力してきた。
絵本はA4判で38ページ。殺される寸前の捨て犬チロリが大木さんに助けられ、日本初のセラピードッグとして多くの高齢者や入院患者らを元気づけた―という実話に基づく物語が、優しいタッチの絵でつづられている。ウクライナを支援するハンガリーの財団に委託して運び、ウクライナ各地の学校や施設の子どもたちに届ける。今後も計5万冊を贈る予定という。
大木さんは「チロリは『命あるものは皆、幸せになる権利がある』と教えてくれた。全てのウクライナの子どもたちが幸せになってほしい」と話している。
活動を支援する募金は三井住友銀行銀座支店、普通口座8321937、一般財団法人国際セラピードッグ協会で受け付けている。