公開日時 2025年06月27日 05:09更新日時 2025年06月27日 11:02

パンダ全4頭、最後の一般公開 和歌山、28日に中国返還へ

 和歌山県白浜町のホテルに飾られているパンダのぬいぐるみ。スタッフは「パンダが白浜からいなくなっても、しばらくは飾り続ける予定です」と寂しそうだった=26日夜

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共同通信

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で27日、中国への返還が決まったジャイアントパンダ全4頭の一般公開が最終日を迎えた。午前9時の開園と同時に、多くの人が足早にパンダを見に向かった。

 4頭は24歳で母パンダの良浜とその子の結浜(8歳)、彩浜(6歳)、楓浜(4歳)。28日にアドベンチャーワールドを出発し、中国・四川省の繁殖研究施設へ向かう。

 埼玉県朝霞市から来た会社員河邊智子さん(53)は「13、14年前からパンダに会いに来てます。4頭みんなが中国で幸せに暮らしてほしい」とさみしそうな様子。愛知県西尾市の主婦柘植真理子さん(57)は「今まで笑顔をくれてありがとう。長生きしてください」と話した。

 返還に当たり、健康状態の確認で隔離検疫が必要となるため、屋外での展示は5月末に終了。その後約1カ月間は、施設内の2カ所でガラス越しでの対面となっていた。

 アドベンチャーワールドは1994年、中国側とジャイアントパンダの共同繁殖研究を開始。これまで17頭の育成に成功し、中国国外では最多だという。

 ジャイアントパンダ 中国南西部の四川、陝西、甘粛省の山岳地帯に生息し、主に竹を食べる。東京・上野動物園などによると、体長120~180センチ、体重70~125キロ程度とされる。中国政府や民間による保護活動が行われている。ワシントン条約では商業目的の国際取引が原則禁止されている。国際自然保護連合(IUCN)によると、1990年に絶滅危惧種に指定され、2016年には3段階ある分類のうち「危急種」となった。

 ジャイアントパンダの(上左から)良浜、結浜、(下左から)彩浜、楓浜=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 ジャイアントパンダの(上左から)良浜、結浜、(下左から)彩浜、楓浜=和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 ジャイアントパンダ4頭の一般公開最終日、多くの来園者にカメラを向けられる彩浜=27日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

 ジャイアントパンダ4頭の一般公開最終日、多くの来園者にカメラを向けられる彩浜=27日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド

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