サッカー天皇杯2回戦 ラインメール青森2―0横浜M ( 2025年6月11日 ニッパツ三ツ沢競技場 )

<横浜・青森>前半、先制ゴールに沸くGK・広末ら青森イレブン (撮影・白鳥 佳樹)
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JFL首位のラインメール青森がジャイアントキリングだ。2回戦でJ1最下位の横浜F・マリノスに2―0で快勝し、3回戦進出。GK広末陸(26)が今季公式戦初ゴールとなる先制PK弾を決めるなど全2得点に絡む活躍を見せた。
守護神が先制弾で金星を呼び込んだ。前半35分だった。味方がPKを獲得すると、広末は自陣ゴール前からボールを取りに敵陣ペナルティーエリアまで向かう。「チームの雰囲気がそういうふうになっていた」。ボールをセットし、相手GK朴一圭の間合いを読むと、狙いが的中し「先に動いたのが見えた」。冷静に右足を振り抜き、ゴール右へ流し込んだ。
「決められて良かった。リーグ戦でPKを外して勝ちきれなかった試合もあったので、そこは大事だと思ってやっていた。GKが一番、相手GKの気持ちが分かるので有利に立てる」
チームでは21年からPKキッカーを託されているという。きっかけは「リーグ戦の時に味方が外しまくって、そこから(当時の)監督に“蹴ってみろ”って言われて外さなかったので、ずっとそういう感じになっている」という。同年からJFLリーグ戦では昨季まで4年連続で得点を挙げており、この日のPK弾で5年連続公式戦ゴール。原崎政人監督は試合後会見で「彼は4年連続で決めている。今回は僕が蹴りに行かせたわけではなく、彼が勝手に行った」と笑いながら「良くやってくれた」と喜んだ。
得意とする足元の技術を生かし、1―0の同アディショナルタイムにはフィードが起点となって追加点を演出。ここまで攻撃力のあるGKは特徴的だが、取材エリアでは「GKが点を決めたところでGKとしての評価は上がらないので気にしてない」と笑いつつ「チームがいろんな意味で注目されて、もっともっと認知されるようになったらいいこと」と語った。
“本職”の守備でも好セーブを連発。チームをピンチから救い「いい集中力を持って入ることができた」。青森山田高時代に出場した全国高校サッカー選手権以来となるニッパツ三ツ沢競技場での一戦で躍動。「今まで三ツ沢で負けたことがなかったのでいいイメージでできた。雰囲気もいいし、相手の歓声も味方の歓声もよく聞こえるので楽しかった」と満足そうに語った。
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