ラトニック米商務長官は13日、米国による関税に対する報復措置を自制したとして英国とメキシコを称賛。米国の保護貿易主義的な措置への対応で貿易相手国がトランプ大統領に不快な思いさせれば、そうした国は厳しい対応に直面する可能性があると警告した。
欧州連合(EU)は12日、米国が同日に鉄鋼・アルミニウムに関税を発動したことに対抗し、米国製品に輸入関税を課す計画を発表。これを受けてトランプ氏は13日、欧州産のアルコール飲料に200%の関税を課す方針を示した。これについてラトニック氏は「トランプ氏に不満を抱かせれば、彼はその不満を対応に表すだろう」と述べた。
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ラトニック長官はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、トランプ氏の意図について、米国製品の参入を妨げている「壁を取り払い」、国家安全保障に不可欠な産業の製造能力を高めることだと説明。そうした意図を理解し、米国との協力に前向きな国は、異なる待遇を受けることになろうと付け加えた。
ラトニック氏はまた、「英国もメキシコも対応しなかった。われわれとどのようにビジネスをするか慎重に精査している国もあるということだ」と指摘。一方で、すぐさま旧態依然とした報復措置に戻ろうとする国に対しては、「トランプ大統領は強さ、そして力を持って対処する」と述べた。

ラトニック商務長官のインタビュー
Source: Bloomberg
米国の追加関税に対するカナダの報復措置については、同国では選挙が予定されているとし、国内の政治的配慮が背景にあるとの見解を示した。
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ラトニック氏は「貿易戦争の問題だと思うかもしれないが、これは選挙で票を獲得するための彼らのやり方なのだ」と語った。
原題:Lutnick Praises UK, Mexico, Blasts Canada on Trade Retaliation(抜粋)
(カナダに関する発言を追加し、更新します)
