先週の米新規失業保険申請件数は減少し、年初の落ち着いた水準に戻った。このところ労働市場の状況悪化を示すデータが見られていたが、今回の失業保険申請件数を受けて一定の安心感が広がりそうだ。
キーポイント新規失業保険申請件数(1日終了週)は前週比2万1000件減の22万1000件ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は23万3000件前週は24万2000件失業保険の継続受給者数(2月22日終了週)は189万7000人に増加エコノミスト予想の中央値は187万4000人前週は185万5000人(速報値186万2000人)に修正
失業保険の継続受給者数は1月に記録した3年ぶり高水準に近く、失業者が新たな職を見つけるのが一段と難しくなっていることを示唆している。

再就職あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスがこの日に発表した別のデータによると、2月に発表された人員削減数は2020年半ば以来の高水準だった。連邦政府機関のほか、小売りやテクノロジー企業で特に多く削減された。
チャレンジャーの統計は、労働市場がこの先悪化するのではないかとの懸念を引き起こす内容だ。トランプ政権が連邦政府の縮小に動いているほか、関税は企業の意思決定に影響を及ぼしている。HPやウォルト・ディズニー、グラブハブなど複数の大手企業は、ここ数週間に人員削減を発表している。
季節調整前ベースでは首都ワシントンとメリーランド州、バージニア州を含む地域の申請件数は6556件と前週(7150件)から減少。2月上旬の高い水準からは減ってきているが、依然として昨年遅くの水準を上回っている。
失業中の連邦政府職員による保険申請は通常の失業保険統計には含まれず、別に発表される。連邦政府職員による失業保険申請件数は、利用可能な最新データである2月22日終了週で1634件と、前の週(614件)から急増した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Jobless Claims Drop, Allaying Concerns About Labor Market(抜粋)
