福岡県飯塚市で1992年、女児2人(いずれも当時7歳)が殺害された「飯塚事件」を巡り、殺人罪などで死刑が確定し、執行された
久間三千年(くまみちとし)
元死刑囚(執行時70歳)の第2次再審請求審で、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)は5日、請求を棄却した。
福岡地裁に入る岩田弁護士(手前左)ら弁護団(5日午前9時50分、福岡市中央区で)=貞末ヒトミ撮影福岡地裁に入る岩田弁護士(手前左)ら弁護団(5日午前9時50分、福岡市中央区で)=貞末ヒトミ撮影 第2次は元死刑囚の妻が21年に申し立て、女児2人の最後の目撃証言として確定判決で認定された女性(当時20歳代)が「事件当日は目撃していなかった。自分の記憶と違う調書が作られた」とする証言などを新証拠として提出。一方、検察側は女性の新証言について「女性のみが女児2人を目撃した供述をしているという重みを抱えきれなくなり、記憶違いと思い込むようになった」と反論していた。

再審開始を認めない決定に抗議の声を上げる支援者ら(5日午前10時3分、福岡市中央区の福岡地裁前で)=貞末ヒトミ撮影再審開始を認めない決定に抗議の声を上げる支援者ら(5日午前10時3分、福岡市中央区の福岡地裁前で)=貞末ヒトミ撮影
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飯塚事件
=1992年2月、小学1年の女児2人(ともに当時7歳)が登校中に行方不明となり、福岡県甘木市(現在の朝倉市)の山中で遺体が見つかった。94年に殺人容疑などで逮捕された元死刑囚は一貫して無罪を主張したが、死刑判決が言い渡され、2006年に最高裁で確定。08年に執行された。