2020年7月の九州豪雨を受け、毎年7、8月に4市町村で営まれてきた追悼式について、熊本県八代市と芦北町、球磨村は17日、今年の開催を取りやめることを明らかにした。いずれも参加者の減少などが理由で、市役所などに献花台を設置する対応に切り替える。人吉市は開催を続ける予定。

 九州豪雨では、氾濫した球磨川流域を中心に県内で災害関連死を含む67人が犠牲になり、2人が行方不明となった。追悼式はこれまで県と市町村で共催してきたが、県は今年の主催を取りやめることを決めていた。 八代市では、例年7月に坂本中体育館で式を行ってきた。17日の定例記者会見で中村博生市長は「遺族の高齢化や参列者数の減少などがあり、式のあり方について検討を重ねてきた」と述べ、見送りを表明。7月4日に市役所本庁舎と坂本コミュニティセンターに献花台を設置する考えを示した。 例年、梅雨時期を避けて開催してきた芦北町と球磨村も遺族代表あいさつの担い手がいないことなどを理由に追悼式を取りやめ、役場に献花台を置く。 一方、人吉市は、市単独で主催し、追悼式を続けるが、内容は変更を検討している。津奈木町は22年以降開催していない。

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