田植えをする参加者田植えをする参加者
 熊本地震で亡くなった大学生、大和
晃(ひかる)
さん(当時22歳)がまいた種もみから育てられている「晃の米」の田植えが5日、米作りを営む家族らによって熊本県阿蘇市で行われた。

 晃さんは2016年4月16日未明の本震で、同県南阿蘇村の阿蘇大橋付近で車ごと土砂に巻き込まれたとみられ、4か月後に遺体で見つかった。実家は兼業農家で、父卓也さん(66)、母忍さん(56)は、地震数日前に息子と一緒にまいた種もみを育てあげて「晃の米」と命名し、毎年新しい種もみを収穫しては、米作りを続けている。 この日は家族のほか、地震後の講演会などを通じて交流が生まれた人たちが参加、卓也さんは田植え機を用い、ほかの参加者は種もみから育った苗を一株ずつ手植えした。終了後はバーベキューをして交流した。 卓也さんは「(晃さんが)一緒にしてくれているのかなと思いながら田植えをしました。皆さんが協力してくれるのがうれしい」と語った。菊陽中教諭、蔵座育子さんは、「生徒たちは多くのことを学び、宝物になった。晃さんがつないでくれた」と話していた。

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