展望台からの景色を紹介する吉瀬さん展望台からの景色を紹介する吉瀬さん
 宮崎市高岡町の小高い山の上に地元の男性が整備した「
面早流(もさる)
展望台」がある。本人が近くにいてタイミングが合えば一般公開しており、訪れてみると東に日向灘、西には霧島連山、眼下には大淀川が見え、のどかな景色に心癒やされた。手間暇かけてつくったのは、大切な妻に喜んでもらいたいとの思いからという。(金堀雄樹)

 4月中旬、宮崎市中心部から西に国道10号を車で約30分走り、高岡町浦之名のバス停「一里山入口」に着いた。近くの脇道をさらに5分ほど車で上ると、「面早流展望台」と刻まれた石柱が見えてきた。 「ここの景色はどこにも負けませんよ」 展望台をつくった吉瀬文男さん(83)が柔和な笑顔で迎えてくれた。展望台にある小屋展望台にある小屋 展望台入り口のゲートを開けてもらい、広々とした敷地の中に。数十メートル歩いて展望スペースに着くと、目の前の視界が開け、山並みが広がった。近くには来訪者らが休憩できるよう、吉瀬さんが手がけた小屋もあり、テーブルや椅子が並んでいる。展望台のある一帯が「大人の隠れ家」といった雰囲気で、胸が高鳴る。 吉瀬さんは元郵便局職員。麓の面早流地区に住んでおり、10年ほど前にこの山の山頂付近を購入し、数年かけて自力で整備して展望台を設けたという。 1 2

Share.