厚生労働省が定めるギャンブル等依存症問題啓発週間(14~20日)に向けて、依存症当事者への家族の対応の仕方などを紹介するセミナーが5日、佐賀県小城市のゆめぷらっと小城で開かれ、約80人が参加した。
依存症当事者への対応の仕方などが紹介されたセミナー 当事者を抱える家族らで作る団体「全国ギャンブル依存症家族の会 佐賀」などが開催した。同会によると、新型コロナウイルス禍を経て、オンラインのギャンブルに依存する人が増えたという。
はじめに、肥前精神医療センター(同県吉野ヶ里町)の精神科医・宇佐美貴士さんが講演。生きづらさなどから逃れる「自己治療」として依存症になってしまう点などを説明。対処する側が小言を言ったり、脅したりすることは効果がないとし、「まず家族が冷静になって、専門家に相談してほしい。治療は地道に継続することが重要」と語った。 また、当事者(33)が自身の経験を紹介。ギャンブルで4000万円ほど借金をして、通院や自助グループに参加している現状を説明し、「両親に借金を肩代わりしてもらって、自分は生きていてはいけないと何度も思った」と振り返った。自ら支援活動にも参加しており、「仲間と正直に話をすることで治療を続けられた。同じ立場の人の助けになりたい」と話していた。
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