米、対イラン攻撃に「すべての爆弾の母」使用検討 米報道

エグリン米空軍基地の空軍兵装センターで、試験のために準備された大規模爆風爆弾「MOAB(モアブ)」(2003年3月11日撮影)。(c)DOD/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領が、膠着(こうちゃく)状態にあるイランとの戦争で戦闘再開を決断した場合に備え、米国が最大級の非核爆弾の使用を検討していると、米CNNが15日、報じた。

同局が事情に詳しい当局者の話として伝えたところによると、米軍はイランのエネルギーインフラや核施設を標的に、大規模爆風爆弾(GBU-43/B Massive Ordnance Air Blast)、通称「MOAB(モアブ)」を使用する可能性を想定して計画を進めている。

MOABは「すべての爆弾の母」の通称でも知られている。

トランプ氏は11月の中間選挙を前に、低迷する支持率の回復を図っている。世論調査では、国民の支持を得られていない対イラン戦争や、それに伴う燃料などの価格上昇が、同氏の共和党に打撃を与えていることが示されている。

2月の米国とイスラエルによる対イラン攻撃で始まった戦争を終結させるための外交努力は、夏以降、行き詰まっている。

ただ、当局者からは、MOABを使用した場合の効果、特にイランの地下核施設とされる場所を破壊する能力について疑問の声が出ている。

計画に詳しい情報筋はCNNに対し、「MOABは、巨大な爆発による心理的効果を狙う情報作戦向けの兵器だ。広範囲の敵兵や障害物の排除には優れているが、それ以外の用途は限られる」と述べた。

「地下深くを貫通する弾頭として設計されたものでは決してない」

米国とイスラエルは、イランの核兵器取得を阻止するために戦争が必要だったと主張している。一方、イランは長年、核兵器の取得を目指していることを否定している。

これほど巨大な兵器を使用すれば、民間人に死傷者が出る恐れもあると懸念されている。
【翻訳編集】AFPBB News

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