CBCテレビ
クマの目撃情報が相次ぐ中、三重県尾鷲市の小学校でクマの避難訓練が行われました。
訓練は、山からほど近い尾鷲市立矢浜小学校で、校庭にクマが現れた想定で行われました。休み時間で外にいた子どもたちは急いで2階の教室に避難し、教員らはクマが校舎内に入らないよう防火扉を施錠。児童の人数を確認した上で、さらに上の3階の教室に避難しました。
【写真を見る】校庭にクマが出たら… 山から近い小学校で避難訓練 今年の目撃情報は21件 去年同時期の2倍に 三重・尾鷲市
(児童)
「大声を出して逃げず、落ち着いて行動できた」
(尾鷲市立矢浜小学校 稲葉武彦校長)
「成果や課題を関係機関と連携し、検証して今後に生かしたい」
尾鷲市ではことしに入り、去年の同じ時期の2倍にあたる21件のクマの目撃情報があり、今後、他の小学校でも同様の避難訓練を行う予定です。
■クマが森から現れ…ペットボトルを持ち去る
尾鷲市内の樹木を伐採する場所に設置された監視カメラの映像では、9月18日の午後5時半ごろ、一頭のクマが森の中から現れ、液体の入ったペットボトルをくわえて去って行きました。
そして、その約20分後、残されていたもう1本のペットボトルも持ち去ります。
さらに、日が落ちた午後7時半ごろ再び…。うろうろと歩き回り、何かを探しているようにも見えます。
(森林組合おわせ 廣下圭司さん)
「チェーンソーのオイルを置いていたんですけど、定点カメラを仕掛けたらクマが映っていたのでびっくりした」
■なぜ「チェーンソーオイル」を持ち去った?
クマが持ち去ったのは、ペットボトルに入った「チェーンソーオイル」。
この組合では近年、伐採に使うチェーンソーのオイルを環境に配慮した植物性のものに置き換えました。そのオイルが、クマのエサになっているとみられているのです。
(森林組合おわせ 廣下圭司さん)
「近くの林業関係者に聞くと、『うちも植物性に変えたときにやられた』という話は聞きました。こんなに現場の近くまで来たことはなかったので、みんなびっくりしている」
オイルを現場から撤去してから、クマは姿を見せなくなったということですが、この組合では、クマよけスプレーや鈴を携帯するなどの対策をして作業にあたっているということです。
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