兵庫県豊岡市は11日、市町村の判断で発砲を認める「緊急銃猟」で、同市但東町内に出没したツキノワグマ1頭を駆除したと発表した。改正鳥獣保護法に基づく緊急銃猟は市内で初めて。

 市によると、10日午後4時頃、但東町奥矢根の民家近くの柿の木にクマがいるのを住民が見つけ、豊岡署に通報。クマはその場にとどまり続け、夜間には安全確保が難しくなるため、午後5時38分に市長が緊急銃猟の実施を指示した。

 クマは体長約75センチ、体重約40キロの雌の成獣。市の鳥獣害対策員が銃猟で駆除した。

 市内では9月末までの目撃・痕跡件数が57件で、前年同時期の15件から大幅に増加している。市林務水産課は「朝夕は特に気をつけ、柿の実の早期収穫などクマを誘引しにくくする対策も講じてほしい」と呼びかけている。

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