10月5日、欧州委員会とドイツ政府は、ドイツにおける水レジリエンス強化に向けた共同声明に署名した。EUの水関連法令の実施強化に向け、持続可能な取水や水利用効率の向上、水質改善などを進める。
今回の共同声明は、欧州委員会が2025年11月に開始した加盟国との「構造化対話(Structured Dialogue)」を踏まえたもの。ドイツは、この対話プロセスを完了した最初のEU加盟国となった。欧州委員会は今後、他の加盟国にも順次対話を拡大する。
ドイツは国家水戦略を基盤として、水循環の回復・保護、水利用効率の向上、持続可能な水資源の利用などを進める。水質汚染対策では、過去の鉱業活動による汚染への対応や持続可能な農業への移行を進めるほか、必要に応じて既存の水処理施設を高度化する。医薬品残留物、農薬、PFASなど、既存施設では十分に除去できない微量汚染物質への対応も盛り込んだ。
このほか、水生生態系の回復、飲料水の取水地域における水質リスクの特定、自然の保水機能の強化などを進める。
欧州委員会は「欧州水レジリエンス戦略」に基づき、研究・イノベーション、デジタル化、人材育成、グリーン・ブルーインフラへの官民投資などを通じてドイツの取り組みを支援する。
参考:Commissioner Roswall & German Federal Minister Schneider commit to strengthening EU water legislation implementation
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