秋田市の古川流域を水害から守るための排水施設が先月完成し、報道機関に公開されました。

古川流域では大雨の際に被害が度々発生していて、増水した古川の水を雄物川に排水することで浸水被害の軽減を目指します。

秋田市四ツ小屋の古川の上流部に完成した、古川排水機場。

牛島地区や大住地区、仁井田地区など古川流域の浸水被害を防ごうと、市が3年前から整備を進めてきました。

大雨の際、水位が上がった雄物川からの逆流を防ぐために水門が閉じられますが、それによって古川が増水し、被害をもたらす恐れがあります。

今回の施設は、水門が閉じられたときに古川から雄物川に排水することで、浸水被害の軽減を図ります。

古川流域では、ここ数年、大雨による浸水被害が度々、発生しています。

市によりますと住宅の床上、床下浸水の被害は、牛島、仁井田、御野場、大住の4地区で、2017年7月に270件、その翌年、2018年5月に166件、3年前の2023年7月には1,264件、確認されています。

秋田市河川課 大岡義弘課長
「この堤防に沿った形で配管を設けて、堤防を乗り越す形で排水するというのが一つの特徴になっています」

直径70センチの水中ポンプ10台が設置され、大雨の際にフル稼働させると毎秒10立方メートルの水を雄物川に排出できます。

これは、25メートルプールを約30秒で空にできる能力です。

大岡課長
「この古川流域は浸水被害が頻発化していまして、大変な思いをされた方が流域にはたくさんいらっしゃるというところです。今回この排水機場ができたことで雄物川が大雨による増水したときでも、この排水機場の能力を使って的確に水を古川の水を排水することで、浸水被害の軽減に間違いなく寄与するものと考えております」

現在、古川の下流部でも排水施設の建設が進められていて、今年度末に完成予定です。

秋田市は、今後も国や県と連携して治水対策を進め、浸水被害の軽減を目指します。

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県内では、毎年のように大雨による被害が発生しています。

これから梅雨の時季に入るとますます大雨の危険が高まります。

いま一度、ハザードマップや避難場所の確認、非常用持ち出し袋の準備などの対策が必要です。

※5月22日午後6時15分のABS news every.でお伝えします

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