生活を支える橋。川の多い日本にとって大事なものですが、誰が作ったかわからないいわゆる“勝手橋”がかなりの数あるんです。岐阜のある勝手橋の真相を追ったところ意外な事実が。
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ことし2月、SNSに投稿された1枚の写真。一見、どこにでもありそうな橋ですが、欄干に一枚の張り紙が。
「この橋の設置者又は管理者の方を探しています」
誰が設置したのか分からない通称「勝手橋」。このワードが注目され、閲覧回数は300万回を超えています。
(写真を投稿した まっちさん)
「(勝手橋について)知識としては知っていたんですけれども、まさかこんな観光地にあるとは意外だったので撮影しました」
■「公共の橋じゃないの?」地元住民が毎日利用する橋
橋があるのは、岐阜県恵那市明智町の「日本大正村」と呼ばれる観光地の一角。
(柳瀬晴貴記者)
「桜の木の奥に見える、あの橋じゃないですか?立派な橋ですね。上ると張り紙がありました。『設置者または管理者の方を探しています』と」
長さは約10メートル。地元の人も毎日利用する橋です。
(地元住民)
「昔からこの橋を通っていたんですけれど、勝手橋だと思ったことがなかったので面白い」
Q.この橋の設置者をご存じですか?
「知らないです」
「地元だけど、これって公共の橋じゃないの?と思っていた」
「僕が生まれた時にはあったと思う。あそこがなくなると不便」
■航空写真でみると…50年前には橋の存在を確認
あるのが当たり前のこの橋、いつ作られたのかは誰も知りません。地元議員もこう話します。
(恵那市 平林多津子市議)
「びっくりした。『え?勝手橋だったんですか?』と」
Q.議会として調査する動きは?
「“何かあった時の責任”は問われる。難しいところ」
橋が壊れたら誰が直すのか。怪我をしたら責任はどこにあるのか。いまは宙ぶらりんの状態です。恵那土木事務所は国土地理院の航空写真から、少なくとも50年前の1976年には橋があったことを確認しました。
(恵那土木事務所 鈴木正史施設管理課長)
「作ったのが個人なのか、団体なのか、それもわからないので何とも言えないが、ずいぶん昔に作られたものだとは思う」
