原油高に“ナフサ不安”。

中東情勢の悪化は、生活に身近なところまで広がっています。

在庫不足に悩む北海道内の弁当店や自動車工場では、先の見えない厳しい経営を迫られています。

弁当容器にゴム手袋「確保する策はない」ナフサの調達不安定

キツネ色に揚がった海老の天ぷらに、焼きたての卵焼きを入れると、仕出し用の弁当が完成です。

一番人気の仕出し弁当は、多い時で1日千個の注文があるといいます。

札幌市中央区にある創業90年の老舗弁当店です。

手作りが売りの人気店ですが、いま“ある危機”に見舞われています。

(はちわか 八若晋二社長)「こちらの方になります。私がいま着けている手袋です。あと醤油やソースとかを入れる容器、お弁当」

倉庫にはプラスチック製の弁当の容器や調理で使うゴム手袋を保管していますが、入荷が遅れているのです。

(はちわか 八若晋二社長)「不安になります。これが入ってこなかったら大変なことになると思います。確保する策はないですね」

背景にあるのが「中東情勢の悪化」です。

プラスチックの原料となる石油由来の「ナフサ」の調達が不安定になっているといいます。

(はちわか 八若晋二社長)「うちは4社くらいからお弁当の容器を仕入れているのですが、各メーカーさんから、来月から10%から30%まで上がっていて」

容器の仕入れ先から値上げをすると言われていますが、すぐには価格に反映できないといいます。

(はちわか 八若晋二社長)「こまめに(値段を)上げちゃうとお客さんが敏感に反応するので、少し待ってギリギリまで待って、経営努力で赤字になろうが何しようが少し我慢しなければならないと思っています」

原油高騰がハウス栽培に影響 出荷をやめた花も…

中東情勢の影響は、一次産業にも広がっています。

胆振の安平町で、農業法人を経営する横澤健二さんです。

観賞用の花やホウレンソウなどの野菜を栽培していますが、原油の高騰が直撃しました。

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