旅はブランド発祥の地であるシュトゥットガルトを出発。ヨーロッパ各地を巡った後、大西洋を越えて南米へと向かった。前回のウルグアイに続いて訪れたのが、情熱の国アルゼンチンである。
南米アルゼンチンへ
南米大陸の南部に位置するアルゼンチンは、広大な大地と情熱的な文化で知られている。首都のブエノスアイレスは「南米のパリ」と呼ばれるほど美しい街並みを持ち、ヨーロッパ文化の影響を色濃く残す都市。しかもタンゴの音楽が街に流れ、カフェ文化が根付くこの都市は、南米でも屈指の洗練された都市といわれている。
そんなアルゼンチンの街に姿を現したのが、新型Sクラスだ。アルゼンチンでは自動車文化も深く根付いており、かつては伝説的レーシングドライバーであるファン・マヌエル・ファンジオを生んだ国として有名である。彼はF1世界選手権で5度のチャンピオンに輝き、メルセデス・ベンツの名を世界に知らしめた人物である。またピラールはゴルフの町としても知られている。
ブエノスアイレスの広い大通りや歴史的建築を背景に佇む新型Sクラスは、まるでこの街の格式と調和するかのような存在感を放っている。洗練されたデザインと最新デジタル技術を備えたインテリアは、長距離移動が多い南米の道路環境でも極上の移動空間を提供。広大なパンパと呼ばれる草原、アンデス山脈の雄大な景観、そして情熱的な都市文化。アルゼンチンという多彩な表情を持つ国においても、新型Sクラスは変わらぬ存在感を示した。
世界140カ所を巡る旅の中でも、この国での出会いは特別な意味を持つ。自動車の歴史と情熱を共有する土地で、新型Sクラスは静かにその価値を語り続けている。
世界140カ所を巡るこの旅は、単なるプロモーションではない。ブランドの過去、現在、そして未来を結びつける壮大なロードストーリーなのである。
アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
