
フロレンシオ・バレラ日本人会の女性たちが持ち寄った家庭料理
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公開日:2026年3月23日 4:00更新日:2026年3月23日 18:01
[ワールド通信員ネット]@アルゼンチン
【郷田まみ通信員】沖縄の管理栄養士で琉球料理伝承人(琉球料理伝承人講師)の伊是名カエさんとJICA沖縄センターの上米良貴博さんが2月20日から25日にかけてアルゼンチンを訪問した。ブエノスアイレス市内や同市から約700キロ離れたコルドバなどで日系・県系コミュニティーを対象に沖縄料理のワークショップを開催した。

フロレンシオ・バレラ日本人会の女性たちが持ち寄った家庭料理
沖縄移民とその子孫が大半を占めるアルゼンチンの日系社会に向け伊是名さんは野菜チャンプルー、イリチー、黒糖アガラサーを紹介。日本人会婦人部のメンバーや日本料理店を経営する若手シェフ、JICA沖縄の元研修生らと共に調理した。参加者はチャンプルーの豆腐をあらかじめ焼き付ける「あかやちー(赤焼き)」などの新たな調理技術を学んだ。

記念写真に納まる伊是名カエさん(前列右から3人目)や上米良貴博さん(後列右から3人目)、元JICA研修生ら=2月、アルゼンチン
初日の20日には、ブエノスアイレス郊外のフロレンシオ・バレラ日本人会婦人部の参加者が、それぞれ家庭で日頃作っている沖縄料理を持ち寄り、試食交流を行った。会場にはサーターアンダギーやジューシー、うむくじ天ぷら、ゴーヤーの天ぷらなどが並んだ。
ワークショップは、JICA沖縄センターが来年2月に沖縄で予定する沖縄・琉球料理研修コースの構成に生かすための事前調査の役割も担った。上米良さんはインタビューの時間を設け、参加者の関心分野や現地での沖縄料理の受容状況、今後への期待などを聞き取った。
沖縄の長寿と、それを支える食文化への世界的な関心の高まりに触れる声が聞かれた。ブエノスアイレス市では和食が広く普及し人気を集めていることから、沖縄料理を新たに広めるには好機だとの見方もあった。
