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2026年3月23日62
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「アフリカのスマホ王」として知られるスマートフォン大手「伝音控股(Transsion Holdings)」(以下、トランシオン)がこのほど、2025年度の通期決算を発表した。売上高は前年比4.5%減の656億元(約1兆5100億円)、親会社株主に帰属する純利益は53.4%減の25億8000万元(約590億円)と大幅な減益だった。2019年の上場以来、純利益が半減したのは今回が初で、近年の業績推移の中で最も低い落ち込みを見せた。
利益を圧迫した要因:コスト高と投資拡大
トランシオンは大幅な減益の理由として以下の2点を挙げている。
1.部品コストの高騰と価格転嫁の難しさ
2025年はメモリなど主要電子部品の価格が大きく上昇したが、同社はアフリカなど新興市場を主戦場とし、中低価格帯モデルが多い。そのため、コスト増を消費者に完全には転嫁できず、結果として粗利率が低下した。
2.競争力強化に向けた先行投資の増大
同社はブランド力と製品競争力を高めるため、研究開発(R&D)とマーケティングへの投入を拡大しており、販売費および研究開発費が膨らみ、利益をさらに押し下げる要因となった。
シャオミやHONORの追撃、問われる王者としての真価
アフリカなどの主力市場では、中国勢同士の競争も一段と激しくなっている。シャオミやHONORなどの競合ブランドが現地で出荷台数を急速に伸ばしており、トランシオンへの脅威となっている。同社は依然としてアフリカのスマホ市場で約50%という圧倒的なシェアを維持し首位の座を守っているが、これまでの爆発的な成長の勢いには明らかな陰りが見え始めている。
AIに呑み込まれたーー中国スマホ業界にメモリ危機 “価格があっても製品がない”
*1元=約23円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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