県は来月1日付けの職員の人事異動を発表しました。

協議が難航している新スタジアム整備を所管する観光文化スポーツ部長には、次長ポスト未経験の課長が抜てきされ、経験年数にとらわれず意欲ある若手を起用する鈴木色が強くにじみ出る人事となっています。

新年度に異動の対象となる県の幹部職員は、部長級が15人、次長級が30人、課長級が134人の合わせて179人です。

組織再編としては「人口減少対策における司令塔機能をしっかりと担うため」として、あきた未来創造部を再編し、人口戦略部としました。

今回の人事異動について鈴木知事は。

鈴木知事
「各職員の持てる能力を最大限に発揮できるような人事配置であり、かつ私が知事に就任して1年が経って組織文化のようなものにも変化が表れているのではないかと思うんですが」「これまでのルーティンではこうでしたという仕事ではなく、どうしたらできるのかという考え方をしてほしいなという思いで人選をした」

記者
「(人事異動の)満足度・自信は?」
知事
「私としては100点ですね、もちろん」

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ここからは部長人事を中心に、県政担当の川口記者とお伝えします。

今回一番の注目はどんなことでしょうか。

〈川口大介記者〉
「庁内から驚きの声が上がっているのが観光文化スポーツ部長の人事です。新たな観光文化スポーツ部長には、建設政策課の高橋雅昭課長が抜てきされました。

観光文化スポーツ部は、秋田市との協議が難航している新スタジアム整備についてや他県に比べ大きな遅れをとっているインバウンド政策、それに慢性的な赤字が続く鉄道・バスなど地域交通に関する政策などが所管となっています」

このポストに高橋氏が抜てきされた理由や狙いはどこにあるのでしょうか?

〈川口記者〉
「記者会見から、年功序列ではなく意欲があり前向きな若手を積極的に引き上げようという鈴木知事の意図を強く感じます。

佐竹前知事の秘書を経て総務・企画畑の経験が長い高橋氏ですが、次長ポストは未経験です。こうした抜てき人事は県庁では過去に例がなく驚きの声が上がっています。ある関係者からは『主幹課長とはいえ、いきなり部長とは驚いた』といった声や『次長・課長ポストに実力のある若手を引き上げる狙いも考えられる』との声も聞かれました。

高橋氏の部長抜てきについて鈴木知事は『必ずしも年齢を重ねて順番にポストに就くわけでない』『やる気のある前向きな人にとってより意欲を喚起するような効果があればいい』と語った上で、組織全体への波及効果として経験年数にとらわれずに意欲ある若手を姿勢を明らかにしました。

来月下旬に就任2年目を迎える鈴木知事。人口減少やクマ対策など様々な諸課題を前に進めるために鈴木色を強く打ち出した人事異動と言えそうです」

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