地域で受け継がれてきた特産品を県が認定する「高知県伝統的特産品」にこのほど新たに土佐漆喰が選ばれました。
「高知県伝統的特産品」とは、県が地域で受け継がれてきた特産品を認定する制度で、これまでに内原野焼や土佐硯など11品目が認定されていて、今回12年ぶりに土佐漆喰が認定を受けたものです。
2026年2月19日、土佐漆喰を生産する田中石灰工業で認定証書交付式が行われ、田中克也社長が証書を受け取りました。
土佐漆喰は、激しい雨が降ることが多い高知の気候に適した耐水性に優れた壁材です。歴史的建造物や文化施設などで多く使用されていて、県内では高知城、県外では皇居の大手門などに使われています。
土佐漆喰は通常の漆喰づくりで配合されるノリ材を使わず、発酵させた稲わらを使うことや、塩を加えて石灰石を加熱し、不純物を取り除く伝統的な「塩焼工法」が用いられることが特徴です。この工法には職人の高い技術が求められるといいます。
高知県によりますと、現在県内で土佐漆喰を製造しているのは田中石灰工業1社のみということで、県の担当者は認定をきっかけに注目度が上がることを期待したいと話していました。
