
神奈川大に進学する森岡(撮影・柳内 遼平)
Photo By スポニチ
神奈川大学野球リーグで3連覇中の神奈川大は15日、横浜市内のグラウンドで練習を公開した。
今春に入学する専大松戸(千葉)の森岡大和捕手(3年)は2月1日に入寮。「ガツガツした大学野球の雰囲気、姿勢を感じています。自分は体も技術も全然足りていないので、まずは基礎からつくっていきたいです」と謙虚に意気込んだ。
遠投100メートルを誇る強肩捕手だ。千葉屈指の強豪として知られる専大松戸では1年秋からベンチ入りを果たし、昨春の関東大会では公式戦27連勝中だった横浜(神奈川)撃破に貢献した。阿部葉太主将(早大進学)ら4人が高校日本代表に選ばれた黄金チーム相手に力を発揮し「誰が見ても格上相手に怖じ気づかずに戦えた。(勝利できた自信から)これからどんな相手が来てもビビることはないと思います」と財産にしている。
意思を貫く芯の強さを持っている。父は専大松戸の森岡健太郎部長。小さい頃から父が指導する野球部を甲子園で応援することが好きで「専大松戸のユニホームを着て甲子園に行きたい」と憧れた。中学時代から守備型の捕手として評価が高く、他県の強豪私立から勧誘されるほどの実力を備えていた。
中学2年冬、家族で高校の進路を相談した。森岡は専大松戸進学を希望するも、同校に集まる選手のレベルを熟知していた父は息子の出場機会を心配し「必要な選手」として勧誘された他校への進学を勧めた。それでも森岡は「たとえ、試合に出ることができなくてもチームのためにやるべき場所で、やるべきことをやり切る」と初心を貫いた。
父の心配をよそに、森岡は専大松戸で1年秋からベンチ入りするなど扇の要としてチームをけん引した。甲子園出場はならなかったが、2年春からレギュラー捕手として活躍。引退後には父から「よく頑張った。ここまで(活躍)できるとは思っていなかった」と賛辞を贈られた。親子一緒のユニホームで戦った日々は何よりの宝物になった。
父への敬意が増した2年半でもあった。「選手として(野球部長の)大変さを一番近くで見てきた。自分にはできない」。この春、父が通った神奈川大へ入学。再び、大好きな父の足跡を追う。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)
続きを表示
