山梨県発注工事をめぐる今回の贈収賄事件、捜査関係者への取材から、贈賄側の業者が県職員からの便宜を巧みに利用し、利益へと変えていた事件の構図が浮かび上がってきました。
【写真を見る】【事件の構図】県発注工事めぐる贈収賄事件 贈賄側の業者 県職員の便宜を巧みに利益に 山梨
山梨県中北建設事務所 副主査の山田容疑者が、岩崎容疑者に対して図ったとされる便宜は主に2つです。
一つは、担当する砂防工事の発注時期など、公表されていない情報を伝えたこと。
もう一つは、面識のない設計業者を紹介したことです。
岩崎容疑者が役員を務める長野市の建設コンサルタント会社「I.K.C」は、施工業者のサポートや建設資材の販売などを手がけています。
岩崎容疑者は設計業者を紹介されたのをきっかけに、直接、設計に関わることもあったといい、「どんな資材が工事に必要か、事前に把握しているので、スムーズに卸すことができる」などとアピールすることで、工事を落札した施工業者に近付いていったとみられます。
また、施工業者の下請け業者に知り合いの業者をあっせんし、現場監督を担う費用として、施行業者から利益を得ていました。
県警は岩崎容疑者と山田容疑者がどのように知り合い、接待が始まったのかなどの経緯についても、詳しく調べる方針です。
