2月15日、「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026」最終日、決勝トーナメントおよび順位決定トーナメントが行われ、前回覇者のVictoria州選抜 U18が好ディフェンスから流れを掴み、連覇を果たした。[決勝]鉄壁のディフェンス!Victoria州選抜 U18が連覇達成
前回王者のVictoria州選抜 U18(グループA1位)と初参戦のALBA Berlin U18 (グループB1位)による決勝は、迫力満点のゲームとなった。
第1クォーターは、Victoria州選抜 U18の23-20で終了。僅差ながらビハインドとなったALBA Berlin U18は第2クォーター、214cm#18ルーカス・クラインを投入するとリバウンドで優位に立って1点差まで迫った。しかし、Victoria州選抜 U18はここでキャプテンの#13 アレクサンダー・グレイが技ありレイアップを決めると連続得点。 #18クラインに対しては200cm#10ダーウ・ヤークがうまく対応。再びリードを作って9点差でハーフタイムを迎えた。
前半、ALBA Berlin U18は42.8%(15/35)とVictoria州選抜 U18(17/42で40.5%)を上回るFG成功率を記録した。またリバウンドは同じ24本ずつだったが、Victoria州選抜 U18は相手から11本のターンオーバーを引き出したことが大きかった(Victoria州選抜 U18は5本)。
ALBA Berlin U18は#10フィン・ボーシャーノースキが得点源に

チームディフェンスでALBA Berlin U18の攻撃の芽を摘んだ
後半に入ってもVictoria州選抜 U18は、高い集中力を維持しALBA Berlin U18に流れを引き渡さない。第3クォーターも一進一退の攻防となったものの、ディフェンスから流れを作って10点のリードを作ると第4クォーターではゾーンディフェンスも織り交ぜて反撃を絶って84-73で逃げ切り。大会連覇を果たした。
優勝セレモニーで#13グレイは、「チーム全体のディフェンスを徹底できたことが、優勝を引き寄せた要因だったと思います。得点の仕方はさまざまですが、僕たちは相手を圧倒するというディフェンスに焦点を置いて、やりとげました」とコメント。続けて「日本はとても素敵な国でした。すべてが本当に最高です。この場所にいられたことを心から光栄に思います。本当に最高の時間でした。僕たちチーム全員が心から楽しんでいましたし、このアリーナの雰囲気は本当に最高でした。ありがとうございました」と感謝し大会を締めくくった。


優勝セレモニーで#13グレイはディフェンスの勝利と発言
[3位決定戦] 名古屋D U18が勝利、若野は3Pシュート成功で大会新記録
八王子学園八王子高(グループB2位)と名古屋D U18(グループA2位)による3位決定戦。試合は立ち上がりから動いた。名古屋D U18は開始早々、#2若野瑛太の連続得点で口火を切ると、1年生の#11佐藤駿もこれに続き、7-2とまず先手を取る。対する八王子学園八王子もすぐさま反撃に出た。#0セハセダト・ニャンを軸にオフェンスを組み立てて逆転に成功すると、勢いのままに2桁点差までリードを広げた。それでも、名古屋D U18の集中力は高い。今大会のために磨いてきたファイブアウトの陣形が機能し#9春田結斗がフローター、レイアップ、さらには4ポイントプレーを含む3Pシュートと立て続けに沈める爆発。1点リードで第2クォーターでも流れを渡さず、8点のリードを作ってハーフタイムを迎えた。
後半に入っても、名古屋D U18は勢いを保持。素早いパス回しでギャップを作ると、#2若野が連発するなど3Pシュート攻勢でリードを広げた。対する八王子学園八王子高は#0セハセダトを中心に反撃を試みると、#31オビブライアンが高い身体能力を披露。ペイントアタックから得点につなげて第4クォーターだけで10得点の活躍を見せた。それでも、名古屋D U18は変わらぬバスケを展開。リードして終盤を迎えると、試合終了まで2分というところで、#99藤田栄三を投入。#2若野、#6小川莞大、#9春田、#14川邉蒼侑と3年生メンバーでプレーし、エンディングを迎えた。


名古屋D U18#2若野は大会最多更新となる8本の3Pシュートを射抜いた
この試合で大会最多更新となる8本の3Pシュートを射抜き、両チームトップの36得点をマークした名古屋D U18#2若野は「今まで経験したことない独特のディフェンスを、どう崩すべきか悩みました。それでも6年間一緒にプレーしてきた3年生と共に阿吽の呼吸で攻められたからこそ、勝利につながったと思います。最後の試合に勝ててうれしいです。ただ、これで本当に終わってしまうんだなという思いがあります」と寂しさを滲ませつつも、充実した表情を見せた。大会後、ホームタウンに戻ると、優先交渉でチーム入りが決まっているトップチームに合流する。新たに始まるチャレンジに向けて、「中学1年生の時に名古屋D U15に入り、ここまで本当に様々な人に助けられた6年間でした。これからもB.LEAGUEに関われることに感謝していますし、それをしっかりと表現したいです。自分の最終的な目標は日の丸を背負うことですので、しっかりそこに辿り着けるように頑張っていきます」と力を込めた。
一方、敗れた八王子学園八王子高だが、伊東純希HCは大会5試合を振り返り、「Bユースや海外チームとの対戦は、個々の能力の高さや、ゲームに臨むメンタリティの違いを学ぶ貴重な機会となりました」と発言。続けて「特に海外チームの選手たちが見せるゲームへのリスペクトや勝利への強い決意は、日本の選手たちも学ぶべきものだと感じました。1月から始まった新チームで、試合経験の少ない選手たちが、今大会を戦い抜いた。なかなかできない経験は今後につながるはずです」と新チームへの期待を語った。

八王子学園八王子高#31オビは高い身体能力を生かして活躍
[5位決定戦] 北海道 U18が逆転でSR渋谷との接戦を制す
レバンガ北海道U18 (グループB3位)とサンロッカーズ渋谷 U18(グループB4位)は、予選グループの初戦でも対戦。その試合では後半、流れを掴んだ北海道 U18が77-60 で勝利している。
「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」での負けもあり、リベンジに燃えるSR渋谷 U18は、立ち上がりからボールマンに激しいプレッシャーをかけると、#10棚橋康成がオフェンスをけん引。僅差リードを掴んだが、北海道 U18も#9西村優真が引っ張り、簡単にリードを広げさせなかった。第1クォーターは、SR渋谷 U18が19-15とリードしたものの、ハーフタイムでは1点差に。そして第3クォーターに入っても一進一退の展開が続いた。ペイントアタックから得点につなげる北海道 U18に対して、SR渋谷は#47山野井皓が連続3Pシュートを決めるなどでリードを守っていたが、クォーター後半に入ると北海道 U18のディフェンス強度がアップ。SR渋谷 U18に距離のあるシュートを強いて確率を下げると、#9西村がペイントアタックから得点。さらに#6木村颯太、#4中川稟太郎が3Pシュートを射抜き、51-43とひっくり返して最終クォーターを迎えた。
負けられないSR渋谷 U18は、ボールマンプレッシャーを強めて失点を防ぐと、#25古河シェーン、#10棚橋が得点につなぎ、残り4分に#47山野井のミドルジャンパーを沈めて4点差とした。しかし、追い上げもここまで。北海道 U18は#6木村、#10米谷碧が技ありレイアップで加点すると、最後に#11安藤煌太朗が3Pシュートも沈め、62-54で競り勝った。

存在感を発揮した北海道 U18#9西村(右端は齋藤拓也HC)
最後は勝利して終わった北海道 U18。齋藤拓也HCは今年のチームについて「今年の3年生は精神的な波が大きく、言わば苦労した代でした。それがインフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025で準優勝するまで勝ち上がり、今大会でもしっかり接戦を勝つまでに至った。これは想像していなかったものです」と選手の成長を感慨深げに振り返った。#11安藤と共に1年生から試合に出続けた#9 西村にとっても、その過程は印象深いようで「シーズン序盤を考えると、修正力や対応力など本当によくなったと思います」と語ると、「1年生の時にチャンピオンシップで優勝し、全員で喜びを分かち合った経験があったからこそ、昨年の敗退や今年の結果には悔しい思いもあります。それでも、最後の試合を勝利で締めくくれて良かったです」と3年間を総括した。すでに優先交渉権でトップチームとの契約が発表されている#9 西村は、「スタメンを勝ち取れるように成長したいと思っています。そして目標である日本代表に入って、世界と戦えるような選手になりたいです。まずはチームメイトに負けないように、若さを生かしてハッスルして頑張っていきたいです」とさらなる高みを見据えた。
敗れたSR渋谷 U18のキャプテン、#15甲斐達弘は「勝って終わりたいという気持ちが強すぎて焦りが出てしまいました」と敗因を分析。「チームとしてはインフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025を通して、個々の力とチームの構造がうまく噛み合ってきました。特にインフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025で3位という結果を残せたことは良かったです。個人的にはやれるだけのことはやれたと思います」と悔しさを堪え、前を向いた。

6位のSR渋谷 U18は、下級生メンバーが多く来年度が楽しみなチームだ
[7位決定戦] B.LEAGUE選抜が意地の勝利
B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)と大阪エヴェッサ U18 (グループA4位)が対戦。予選グループ戦の対戦では勝利したB.LEAGUE U18選抜は第1クォーター、#15梶原悠真(滋賀レイクスU18)が4ポイントプレー、#4プラット聖也(長崎ヴェルカ U18)の3ポイントプレーなど効率良く得点。2桁のリードを作ったが、第2クォーターに入ると大阪 U18のリズムがよくなる。
「点差が離れそうなタイミングだったので、3Pシュートで効率よく点を取りたいと思っていました。そこは自分の役割でもあると思って、迷いなく打てました」と語ったのは、このクォーターで3本の3Pシュートを沈めた#19中石昊希。さらに#20山縣奏太も得点源となって開始4分で16-7というランを作り、9点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半に入っても互いに見せ場を作る流れに。大阪 U18は#21羽田瑛人が合わせのプレーから得点、さらに3ポイントプレーなど流れを作ると#20山縣奏太、#8山本大扇が続き、さらに#19中石がまたもシュート力を発揮。差を詰められたB.LEAGUE U18選抜は#14⾼橋秀成(U18川崎ブレイブサンダース)の連続得点、#11丹野路和(仙台89ERS U18)、#15梶原の3Pシュートで突き放す。何度となく1桁差まで迫った大阪 U18だったが、B.LEAGUE U18選抜が84-77で逃げ切った。
3本の3Pシュートを沈め、13得点をマークしたB.LEAGUE U18選抜の#14⾼橋は「今大会では本当に3Pシュートも入らなくて、PGとしてコントロールできず、迷惑をかけてしまったんですけど、今日はシュートを決められて良かったです」と発言。またB.LEAGUE U18選抜で過ごした時間について触れ、「世代屈指のシューターやインサイドの選手と、自分のチームとは違うスタイルでプレーでき、様々な経験を積めました。また、この1年はトップチームでの活動や多くの仲間との出会いがあり、メンタル面でも知識面でも大きく成長できた濃い時間でした」と充実感を漂わせた。

B.LEAGUE U18選抜は3年生メンバーがけん引した
敗れたものの、チームトップの21得点を叩き出した大阪 U18の#19中石は「連戦でコンディションが悪い中、お互いに全力を出し切れた試合だったと思います。インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2025では、ベスト4に入ることができ、センターコートでのプレーも経験できました。エヴェッサで過ごした時間は、非常に内容ある時間でした」と晴れやかな表情でコートを後にした。

コンディション不良者が出て苦しんだ大阪 U18だが、最後まで戦い抜いた
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【開催日程】
予選リーグ : 2026年2月10日(火)~12日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026年2月14日(土)~15日(日)
※2月13日(金)は、チーム交流プログラムを実施
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u18-Internationalcup/2026/
【出場チーム】
[グループA]名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18/大阪エヴェッサ U18/B.LEAGUE U18選抜チーム/Victoria州選抜 U18 (オーストラリア)
[グループB]レバンガ北海道 U18/サンロッカーズ渋谷 U18/八王子学園八王子高等学校/ALBA Berlin U18(ドイツ)
【大会形式】2グループ (1グループ4チーム) に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに決勝/順位決定トーナメントを実施。
【配信】B.LEAGUE公式YouTube https://www.youtube.com/c/BLEAGUE
■インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026
【開催日程】
予選リーグ : 2026 年2 月10 日(火)~12 日(木)
決勝トーナメント/順位決定トーナメント : 2026 年2 月14 日(土)~15 日(日)
※2 月13 日(金)は、チーム交流プログラムを実施。
【会場】 国立代々木競技場 第二体育館 (東京都渋谷区)
【出場チーム】
グループA
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18
大阪エヴェッサ U18
【試合スケジュール】
[2月10日(火)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[1]9:30[グループA]名古屋D U18 80-57 大阪 U18
[2]11:15[グループB] 北海道 U18 77-60 SR渋谷 U18
[3]13:00[グループA] Victoria州選抜 U18 92-61 B.LEAGUE U18選抜
[4]14:45[グループB] ALBA Berlin U18 98-53 八王子
[2月11日(水)]
[No] 試合開始時間 グループ 対戦カード
[5]9:30[グループA]名古屋D U18 90-51 B.LEAGUE U18選抜
[6]11:15[グループB]八王子 75-65 北海道U18
[7]13:00[グループA]Victoria州選抜 U18 121-55大阪 U18
[8]14:45[グループB]ALBA Berlin U18 99-57 SR渋谷 U18
[2月12日(木)]
[No]試合開始時間 グループ 対戦カード
[9]9:30[グループA]Victoria州選抜 U18 81-72 名古屋D U18
[10]11:15[グループB]ALBA Berlin U18 115-42 北海道 U18
[11]13:00[グループA]B.LEAGUE U18選抜 78-64 大阪 U18
[12]14:45[グループB]八王子 67-63 SR渋谷 U18
[2月14日(土)]
[No] 試合開始時間 ラウンド 対戦カード
[13]9:30 – SR渋谷 U18(グループB4位) 63-57 B.LEAGUE U18選抜(グループA3位)
[14]11:15 -北海道U18 (グループB3位) 71-62 大阪 U18 (グループA4位)
[15]13:00 準決勝/Victoria州選抜(グループA1位) 80-52 八王子(グループB2位)
[16]14:45 準決勝/ALBA Berlin U18 (グループB1位) 93-65 名古屋D U18(グループA2位)
[2月15日(日)]
[No]試合開始時間 ラウンド
[17]9:30 7位決定戦/B.LEAGUE U18選抜(グループA3位) 84-77 大阪 U18 (グループA4位)
[18]11:15 5位決定戦/北海道U18 (グループB3位) 62-54 SR渋谷 U18(グループB4位)
[19]13:00 3位決定戦/名古屋D U18(グループA2位) 93-74 八王子(グループB2位)
[20]14:45 決勝/Victoria州選抜(グループA1位) 84-73 ALBA Berlin U18 (グループB1位)
大会結果/チーム表彰
【優勝】 Victoria 州選抜 U18
【準優勝】 ALBA Berlin U18
【3位】 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18
【4位】 八王子学園八王子高等学校
【5位】 レバンガ北海道 U18
【6位】 サンロッカーズ渋谷 U18
【7位】 B.LEAGUE U18 選抜チーム
【8位】 大阪エヴェッサ U18

個人表彰
【M I P】
レバンガ北海道 U18 #4 中川稟太郎
サンロッカーズ渋谷 U18 #15 甲斐達弘
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18 #2 若野瑛太
大阪エヴェッサ U18 #8 山本大扇
B.LEAGUE U18 選抜チーム #6 阿部真冴橙
八王子学園八王子高等学校 #0 セハセダト・ニャン
Victoria 州選抜 U18 #13 アレクザンダー・グレイ
ALBA Berlin U18 #10 フィン・ボーシャーノースキ
![Victoria州選抜 U18が連覇、名古屋D U18が3位に[インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2026] 東アジアスーパーリーグ 「EASL(East Asia Super League)」 2025-26シーズンの日程が決定!](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2025/07/ogp_blg-1024x538.png)