衆院選が2月8日、投開票され、自民党が315議席(追加公認含め316)を獲得する圧勝を収めました。沖縄では現行制度の導入後初めて、自民が4小選挙区で全勝する大勝利。今秋の県知事選を前に、辺野古新基地反対を軸に結集してきた「オール沖縄」勢力は崩壊の瀬戸際に立たされています。今週の「デジ編チョイス」は、戦後最短の衆院選の舞台裏で何が起きていたのか、沖縄タイムスの記者たちが総力取材した成果をお届けします。

データで見る自民圧勝
衆院選で定数(465)の3分の2を1つの政党が超えるのは戦後初めてです。一方、野党第1党の中道改革連合は公示前167から49議席に落ち込む大敗を喫しました。高市早苗首相の政権継続が確実となった今回の選挙を、データと共に振り返ります。

戦後初の衆院「単独3分の2」 データで見る自民党圧勝【ビジュアルニュース】
WEB限定の記者座談会

自民党が沖縄の4小選挙区で全勝し、驚きを呼んだ今回の衆院選。県内の政治構図はなぜ、どこで転換点を迎えたのでしょうか。取材記者たちが、今だからこそ語れる、沖縄政局のディープな舞台裏を明かす全2回のウェブオリジナルシリーズです。
「何でもあり。根こそぎ票集め」 沖縄衆院選、ここまで入り乱れた 自民全勝・「オール沖縄」完敗 現場記者が明かす大混乱の内幕(上)
「離党ドミノ」が止まらない社民党、「オール沖縄ではありません」と火消しに走る創価学会員。前回衆院選の沖縄1区で3万票を獲得した下地幹郎さん周辺。それぞれは何を考え、どう動いていたのでしょうか。
「ミキオ票」はどこへ? 天王山の沖縄県知事選へ思惑交錯 現場記者が明かす沖縄衆院選の内幕(下)
紙面連載「旋風と瓦解」
「高市旋風」に乗って圧勝した自民と、瓦解の瀬戸際に立たされたオール沖縄。紙面連載で、明暗の背景を探りました。

瑞慶覧長敏氏(右)の応援演説をする社民党の福島瑞穂党首=2日、宜野湾市普天間
「オール沖縄を壊すつもりね」沖縄2区は分裂選挙 社民、離党した中道候補に対抗心むき出し
「高市」前面の宮崎政久氏 女性の反応が劇的に好転 現行の沖縄2区で初の自民議席
「微風」に終わった参政党 得票率は半減、かすむ保守色 「高市氏の躍進導いた」
得票率逆転で知事選はどうなる?

今回の衆院選、小選挙区で当選した沖縄1区の国場幸之助氏、2区の宮崎政久氏、3区の島尻安伊子氏、4区の西銘恒三郎氏の4人の得票を足すと全体の得票数の46・95%に上ります。一方で、オール沖縄は沖縄1区の赤嶺政賢氏、2区の新垣邦男氏、3区の屋良朝博氏を支援。3人の得票を足すと、全体の得票数の27・58%と3割を下回ります。福元大輔論説委員兼政経部長による好評のウェブ限定連載「沖縄政局インサイド」。第4回は、本音で読み解く沖縄県知事選です。
【WEB限定】衆院選「46%対27%」の衝撃 得票率逆転でどうなる沖縄県知事選 データで徹底分析|沖縄政局インサイド
辺野古完成後も普天間は「キープ」

衆院選の衝撃が冷めやらぬ中、米国からも驚きのニュースが飛び込んできました。米海兵隊の現役中佐が、名護市辺野古の新基地の完成後も普天間飛行場を「キープ」して日米で共同使用するよう求める論文を連名で執筆したというのです。海兵隊の与那国島への配備、グアム移転の中止も交渉するよう提言しました。一体なぜなのでしょうか?
辺野古完成後も普天間は「キープ」 米軍現役中佐が論文で提言 海兵隊の与那国配備も【論文骨子あり】
「県民を侮辱している」「普天間をいつまでに返すのかはっきりさせるべきだ」。沖縄の過重な基地負担の軽減に逆行する米軍の思惑が明らかになり、米軍機の騒音に日々さらされる宜野湾市民や辺野古の新基地建設に反対する市民からは、反発の声が上がりました。
辺野古埋め立ては「何のため」? 普天間キープ論文に憤り 宜野湾や辺野古住民、返還時期明示を国に要求
寒い日が続いて気になる週末のお天気は、崎濱綾子さんのコラムで!今週のデジ編チョイスは新里健が担当しました。