
軌道離脱装置の太陽帆の全体展開平面投影写真=韓国航空宇宙研究院(c)KOREA WAVE
【02月14日 KOREA WAVE】韓国航空宇宙研究院は、地球低軌道の宇宙ごみを捕獲・除去できる軌道離脱装置を開発し、地上デモンストレーションに成功した。同研究院が13日明らかにした。電気炊飯器ほどの大きさの宇宙ごみ除去装置が開発された。
メガ・ニュース(MEGA News)のパク・ヒボム記者の取材によると、宇宙ごみは人工衛星やロケットの残骸、衝突破片など地球軌道に残っている人工物体で、秒速7~8kmの速度で地球軌道を周回している。衛星や宇宙船と衝突した場合、大きな危険が伴う。追跡可能な10cm以上のものは数万個、1cm以上は数十万個、それ以下は数億個に上ると推定されている。
韓国航空宇宙研究院は主に衛星に大きな影響を与える大型ごみを中心に捕獲・処理する方針だ。現在は基礎研究段階として開発を進めている。総括は韓国航空宇宙研究院、装置製作はカムティック組合技術院が担当した。軌道離脱装置は2025年4~9月までに1億5000万ウォン、太陽帆は2024年に約8000万ウォンを投じて開発された。
宇宙ごみ除去装置の核心は、太陽帆を含む軌道離脱装置だ。地上約500kmの低軌道を周回する清掃衛星に複数の軌道離脱装置を搭載し、宇宙ごみを除去するという構想だ。
軌道離脱装置1基が宇宙ごみを捕獲すると、衛星へ慎重に引き寄せ、その後グリッパー4基(ロボットアーム)でごみをつかむ。続いて軌道離脱装置は清掃衛星から分離され、速度を落としながら地球大気圏に突入し、空気との摩擦熱で焼却される仕組みだ。
装置の大きさは約12Uで、24cm×24cm×35cm、重量は20kg以内。また太陽帆は展開時に横5m×縦5mの大きさとなり、帆の素材はコーティングされたPETフィルムだ。
韓国航空宇宙研究院は、今後この技術が商用化されれば、清掃衛星の反復運用が可能となり、再利用性と経済性を大きく高められると期待している。さらに宇宙ごみ除去だけでなく、ランデブー・ドッキング技術、深宇宙太陽帆推進技術など、さまざまな宇宙分野にも活用可能と見込んでいる。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
