はじめに:長崎の未来に希望の種を

B.LEAGUEの社会的責任活動「B.Hope」は、バスケットボールを通じて社会課題解決の一助となることを目指しています。2026年のオールスター開催地である長崎県は、人口減少や少子高齢化、離島格差などの課題に直面しています。

私たちは今回の活動に「長崎の未来に希望の種を」というコンセプトを掲げました。次世代を担う子どもたちが、自分の街に誇りを持ち、「どんな未来も創り出せる」と自らの可能性を信じてほしい。そんな想いから、自治体、パートナー企業、クラブ、選手と連携し、地域課題の解決に向けたアクションを展開しました。

本レポートでは、王子ホールディングス株式会社様のご協力のもと実施をした「分別ありがとうACTION」の取り組みについて、ご紹介いたします。

長崎の豊かな自然を未来へつなぐ、サステナブルな挑戦

1. 王子ホールディングスと共鳴する「PLANET VISION」の体現

B.LEAGUEは2025年6月、環境方針「B.LEAGUE Hope PLANET VISION」を発表しました。今回の「りそなグループ B.LEAGUE AOO-STAR GAME WEEKEND 2026 IN NAGASAKI」では、長崎が誇る豊かな自然を再認識し、未来へつなぐサステナブルなアクションを目指しました。この想いに王子ホールディングス株式会社様が共感くださり、アクションパートナーとしてのご支援・ご協力のもと、本取り組みが実現しました。

2.「分別ありがとうアクション」の3つの柱

2026年1月16日から18日までの3日間、ハピネスアリーナおよび出島メッセを舞台に、以下の取り組みを行いました。

① デザインと機能を両立した「オリジナル段ボールごみ箱」

会場内のごみ箱は、王子ホールディングス様の非常に高い強度を持つ特殊な段ボールを使用し、オールスター限定のオリジナルデザインで制作。視認性を高めるとともに、スタッフによる積極的な呼び掛けを行うことで、会場内のごみ分別を徹底しました。

©B.LEAGUE

©B.LEAGUE

②脱プラの推進とマテリアルリサイクル

アリーナ内の飲料カップを、従来のプラスチック製から紙製カップへと置き換えました。また、飲み終わった後の「資源循環」についても挑戦。 回収された紙カップは、資源回収からリサイクルまでを繋ぐ王子ホールディングス様のシステム、「Renewa(リニューワ)」を活用。工場にて破砕洗浄され、最終的にトイレットペーパーへとマテリアルリサイクルされます。これらは後日、長崎市内の小学校へ寄付される予定で、アリーナでのアクションが地域の教育現場へと還元される流れを創出しました。

紙カップを回収し、破砕されてリサイクルされていく様子

③ファン参加型SNSキャンペーン「#分別ありがとう」

B.Hope公式Xと連動し、紙カップを持った観戦の様子をハッシュタグ付きで投稿するキャンペーンを実施しました。オリジナルステッカーの進呈や、選手のサイン入りユニフォームが当たるWチャンスを作り、環境アクションを「義務」ではなく「楽しく」ファンの皆様に参加いただける仕掛けを作りました。

3. 手応えと共感:可視化されたファンの意識

3日間の活動を通じ、事務局の予想を上回るポジティブな反応が得られました。

●「捨てない」が価値に:デザインがつなぐリデュースの輪

「B.BLACK/B.WHITE」のオリジナルデザインを施した紙カップは、ファンから「かっこいい!」「持ち帰りたい」という声が続出しました。本来であれば廃棄されるはずのカップを記念品として大切に持ち帰る方が多く、意図せずして「ごみを出さない(リデュース)」という形での貢献が実現しました。

●アンケートにみる確かな手応え

約200名から得られた回答では、本取り組みに対し99%(非常に好感:75%、好感:24%)の方がポジティブな印象を持ち、応援意欲が高まったと回答。また、「環境活動に貢献できた」という実感についても、94%(強く実感:53%、実感:41%)の肯定的な回答を得られました。

4. パートナーとともに循環する「希望」

本プロジェクトの意義について、アクションパートナーとして共に歩んだ王子ホールディングス株式会社の淺野友純さんからは、次のようなコメントをいただいています。

【王子ホールディングス株式会社 淺野友純さんコメント】

プロスポーツリーグとして感動体験を提供するだけでなく、社会的責任活動にも真摯に取り組まれている姿勢に、同じく持続可能な社会の実現を目指す企業として深く共感し、今回パートナーとして参加させていただきました。

環境配慮の取り組みは、時に「やらなければならない」「ひと手間かかってめんどう」と捉えられがちですが、Bリーグの皆さまのクリエイティブなアイデアのおかげで、当社のリサイクルシステムやアイテムを“楽しい体験”として取り入れていただくことができ、来場者の皆さまに触れていただく貴重な機会となりました。心より感謝申し上げます。

アリーナという熱気あふれる場所で、ファンの皆様が「楽しみながら」自然な形で環境アクションに参加し、それがパートナー企業の技術や想いと重なり合って「地域課題の解決」へと繋がっていく。この一体となった共創の形こそが、持続可能な未来を創る原動力になると確信しています。一人ひとりの「分別ありがとう」という小さなアクションが、長崎、そして地球の未来を創り出す大きな力になることを信じて。

B.LEAGUEはこれからも、パートナー企業の皆様と共に、この「希望の輪」を広げ続けてまいります。

【参考リンク】

▼「B.LEAGUE ALL-STAR B.Hope ACTION 2026 IN NAGASAKI」

https://www.bleague.jp/all-stargame2026/b-hope/