株式会社山形新聞社(山形県山形市)は、過去15年分にわたる山形県内のニュース記事を取り込んだ独自の生成AIサービス「山形新聞生成AI」の提供を今春より順次開始する。同サービスは、法人向け生成AIサービス大手のエクサウィザーズ(東京都港区)の製品を採用しており、高セキュリティー環境で地域企業のDXと人手不足解消を支援する。

山形新聞社、過去15年分の県内記事を活用した「山形新聞生成AI」を今春より順次提供開始

地方企業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や深刻な人手不足への対応が課題となるなか、山形新聞社は長年蓄積してきた膨大な地域情報を活用。県内企業の業務効率化や生産性向上を支援することを目指している。

「山形新聞生成AI」は、同社が保有する過去15年分の県内ニュース記事を学習データとして活用していることが最大の特徴だ。これにより、一般的な生成AIでは回答が困難な山形県特有の事象や、地域の詳細な背景を反映した情報生成が可能となる。利用者は、山形県内の経済やトレンドの把握、地域性に即した提案、資料作成の補助などに同AIを活用できる。

システムの基盤には、高度なセキュリティー対策が施されているエクサウィザーズの製品を採用。入力したデータが外部に漏洩する心配がなく、企業や自治体も安心して導入できる設計となっている。

同新聞社は、同サービスの提供を通じて、地域に根ざしたメディアならではの信頼性の高い情報基盤を構築する。今後は、県内企業や自治体との連携を深め、地域経済の活性化やDX支援を加速させていく。