あさってはバレンタインデーです。カカオ豆の価格高騰を受け、県内の洋菓子店ではコストを抑える対応を進めています。
その一方で、近年は贈り物や自分へのご褒美として少しぜいたくなチョコレートが人気を集めています。今年のバレンタイン事情を、高橋記者が取材しました。

◆KNB 高橋光璃 記者
「ショーケースには様々なチョコが並んでいます。ただ今年のバレンタインは物価高の影響で甘くはありません」

まるで宝石のようなボンボンショコラやかわいらしいチョコレートが並ぶ射水市のこちらの店。近年、客がバレンタインチョコレートにかける金額は増加傾向にあります。

◆パティスリーショコラトリーサクライ 桜井誠さん
「自分のご褒美であり、本当に大切な人に心からしっかりとした贈り物を贈りたいという需要が多いです」

しかし、チョコレートの原料であるカカオ豆は西アフリカの天候不順による不作で価格が高騰しています。

◆桜井誠さん
「(仕入れ価格の値上がりは)去年からみると15~20パーセント、2年前からみると40~50パーセントですね」

去年から10パーセント値上げ カカオ豆の高騰に加えて包装材も値上がり

民間の調査会社 帝国データバンクによりますと、今年のバレンタインのチョコ1粒あたりの平均価格は436円。
前の年の418円に比べて18円、率にして4.3パーセント上昇し、調査開始以降の最高値を更新しました。

さらに、商品を包む包装材も値上がりしていて、この店ではチョコレートを使った焼き菓子などを去年と比べて10パーセント値上げしています。

◆桜井誠さん
「実際は材料すべてを足すと10パーセント以上は上がってますけど、そのへんは我々の企業努力で吸収しています」

材料の輸入先の見直しなど企業努力も 「値段を上げずにたくさんの方に食べてもらいたい」

少しでもコストを抑えようとチョコレートの輸入先を見直すなどの対応もしています。

◆桜井誠さん
「こちらは東南アジアの方から来るので、距離が近いので輸入コスト的には安いので、ヨーロッパから来るよりもリーズナブルにはなっています。ベトナム製だからといって、風味的には劣ることはない」

一方、店の看板商品であるボンボンショコラはフランスやベルギーなどヨーロッパ産のチョコレートを使いながらも去年から値上げはしていません。

◆桜井誠さん
「おいしいチョコレートって本当においしいので、値段というハードルを上げずにたくさんの方にお召し上がりいただきたいという思いがある」

チョコレートの高値傾向は当面続くとみられますが、自分へのご褒美や大切な人への贈り物として、こだわりの商品を選ぶ動きが続いています。