工芸品としての眼鏡 YUICHI TOYAMA.のリミテッドストア

アイウェアブランドYUICHI TOYAMA.は「眼鏡と工芸展」を伊勢丹新宿店 本館5階で2026年2月11日から2月17日まで開催する。本展はYUICHI TOYAMA.の直営店 YUICHI TOYAMA. TOKYO が提案してきた「工芸品としての眼鏡」というコンセプトを、百貨店空間で再構成するリミテッドストアとなる。会場では眼鏡と日本および韓国を代表する工芸作家、アーティスト、デザイナーによる作品が共存し、素材、技法、時間性が重なり合う空間を形成する。adf-web-magazine-yuichi-toyota-6

デザイナー外山雄一が敬愛してきた作家たちの作品を通して、眼鏡を「視力矯正の道具」ではなく、生活と美意識を内包する工芸として提示する試みとなる。

出展ブランド・アーティストKimJunsu 

1987年、韓国城南市生まれ。2016年にソウル国民大学校を卒業し、金属加工とジュエリーのMFAを取得。2017年アーティスト・オブ・ザ・イヤー(ディレクター賞)を受賞し、2022年にはロエベ財団クラフトプライズのファイナリストに選出されている。金属工芸を起点としながら、大学時代に参加したイタリア・トスカーナでのベジタブルタンニンレザーのワークショップを契機に革素材へと傾倒。制作過程で生じる端材に新たな価値を見出す独自の技法を確立し、「革は命そのもの」という思想のもと、生命感を宿す作品を生み出している。

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Kim Junsu

ParkSungWook 

1972年生まれ。ソウル国民大学校にて陶芸のBFAおよびMFAを取得。李朝時代に生まれ、16世紀に途絶えたドムボン粉青の技法を現代に継承し、赤土と白土が生む一瞬の表情を作品に定着させる。粉粧した小さな陶片を構成する代表作《片》は、異なる物質の関係性を主題とし、過去と現代を横断する時間性を内包する。作品はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ホリム美術館などに所蔵されている。

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Park Sung Wook

織楽浅野

1924年創業の浅野織物を母体とし、1980年に「織楽浅野」として独立。京都を拠点とする西陣織の織元。「織を楽しむ」を理念に、陰翳、侘び寂び、ミニマリズムを基調とした引き算の美を追求する。近年は帯や着物にとどまらず、帯地を用いたアートピース制作やアーティストとの協働を通じ、西陣織を現代空間へと接続する試みを展開している。

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織楽浅野

KITAWORKS

1978年創業の木多熔接工業を背景に、2009年にスタート。鉄、ステンレス、真鍮と木材、ガラス、革といった異素材を組み合わせ、家具や生活道具を制作する。素材が導く必然的なかたちを重視し、「作る」という行為を超えた自然発生的なプロセスから、人の営みに寄り添うプロダクトを生み出している。

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KITAWORKS

ParkHonggu

1966年生まれ。独自の炭化技法による家具やオブジェで知られる韓国を代表する工芸作家。2011年以降、ミラノ・トリエンナーレをはじめ国内外の展覧会に参加し、作品はヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロエベ財団などに収蔵されている。

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織楽浅野

Vision glasses × 大澤鼈甲

会期中は、江戸鼈甲の老舗 大澤鼈甲 と協働したYUICHI TOYAMA.の限定モデルを特別販売する。創業1956年の大澤鼈甲が手がける伝統技法と、現代的なフレームデザインを融合させ、質感、厚み、光の奥行きにまでこだわった工芸品としての眼鏡が完成した。白甲、上トロ甲、茨甲エックス、並甲の4種を展開し、いずれも素材の個性と手仕事の密度を体現する一本となる。

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YUICHI TOYAMA. – Vision glasses × 大澤鼈甲

YUICHI TOYAMA.「眼鏡と工芸展」開催概要

会期2026年2月11日から2月17日まで会場伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5時間10:00〜20:00URLhttps://yuichitoyama.com