佐賀大芸術地域デザイン学部の3年生が、佐賀市内24カ所の美術館やギャラリー、アートスペースで開催される展覧会やイベントを紹介する「SAGAART WEEK 2026」。学生らは「市内を巡って多様なアートを楽しんでほしい」と、佐賀で創造される芸術文化を発信する。 今年で4回目。

渡邉かれんさんの横手急須

執行浩暉さんの自画像

 佐賀大芸術地域デザイン学部の3年生が、佐賀市内24カ所の美術館やギャラリー、アートスペースで開催される展覧会やイベントを紹介する「SAGA ART WEEK 2026」。学生らは「市内を巡って多様なアートを楽しんでほしい」と、佐賀で創造される芸術文化を発信する。

 今年で4回目。地図やおすすめの周遊ルートが記載されたパンフレットを佐賀駅前と佐賀大学で無料配布するほか、SNSで盛り上げていく。

 注目は、県内外の作家62組が集結する「SAGA ARTIST FAIR」。江戸時代後期に建てられた旧長崎街道沿いの酒造跡「EDAUME」など3カ所を舞台に、30日から2月1日まで、絵画や彫刻、映像など幅広い作品を展示・販売する。

 神埼市出身の執行浩暉さんは、広島市立大で油絵を専攻し、古典的な西洋絵画や仏像に関心を持つ。展示予定の自画像は、電車内で他者をあざ笑う高校生からヒントを得て、2人の自分を滑稽な表情で描いた。茶色を帯びた暗い色調や浮かび上がるシャツの白さが、明暗差のあるバロック絵画を思わせる。

 佐賀大大学院で陶芸を学ぶ渡邉かれんさんは「横手急須は機能的だが、オブジェとしての側面もある」といい、使い心地やたたずまいを追求した横手急須2種類をテーブルに飾る。ろくろで成形し、縁の曲線や取っ手の角度まで気を配る。

 EDAUMEでは、SAGA ART WEEK実行委員会が企画した展覧会「いいねのあとで、何を思った?」も2月7日から始まる。九州ゆかりの作家で、瀬戸内国際芸術祭での展示経験もある上村卓大さんと長野光宏さんを招く。膨大な情報が行き交う現代社会の問題をテーマに、立体や映像作品を展示する。

 実行委員会代表の前川華乃子さんは「アート好きはもちろん、あまりなじみのない人もぜひ気軽に街歩きを」と呼びかける。

 SAGA ART WEEKは、佐賀県アーツコミッションの「LiveS Beyond2」の事業に採択されている。期間は2月15日まで。(清川千穂)