フォードGTは2つの重要な役割を果たした。2003年のフォード創立100周年を記念するモデルであるとともに、1966年にル・マンでフェラーリを破った名車GT40へのオマージュでもあるのだ。

スーパーチャージャー付き5.4L V8エンジンから558psを発生。0-97km/h加速は3.4秒、最高速度は約330km/hに達する。全世界で4038台と比較的多く生産されたにもかかわらず、その価値は高まる一方だ。カバーをかけた状態でも、その姿は実に堂々としている。

フォードGT Mk1(2005年)フォードGT Mk1(2005年)フォード・フォーカス(1998年)

初代フォーカスは、優れたハンドリング、シャープなデザイン、手頃な価格帯で、欧州のハッチバック市場に確固たる地位を築いた。初代は2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、130psを発生。1998年から2004年にかけて生産された。

AUTOCAR英国編集部も特集を組み、1998年11月、ロンドン環状高速道路M25を10日間以内で100周する目標を掲げ、フォーカスを借り受けた。25名のジャーナリストが交代で運転し、可能な限り時速70マイル(約113km/h)の定速走行を続けた。240時間で合計1万8940kmを走り、平均速度は80km/hだった。この挑戦は事故もなく成功に終わり、12.8km/lの燃費を記録した。

フォード・フォーカス(1998年)フォード・フォーカス(1998年)フォード・フォーカスRS Mk1(2002年)

優秀なフォーカスをさらに有名にしたのが、RSバージョンだ。ターボチャージャー付き2.0Lエンジンから215psを発生し、0-97km/h加速は6.3秒、最高速度は230km/hに達した。

2002年当時の価格は2万ポンドで、現在の価値に換算すると約3万2000ポンド(約680万円)。車重は1278kg。ハンドリングには高い運転技術が求められるが、集中して運転すれば喜びが待っていた。

フォード・フォーカスRS Mk1(2002年)フォード・フォーカスRS Mk1(2002年)フォード・モンデオMk1(1993年)

5代目エスコートの失敗後、フォードは中型車戦略を再編し、シエラの後継としてモンデオを開発した。グローバル戦略車として構想され、万人向けのようでいて誰のニーズにも応えられない失敗作となるリスクもあった。

ところが結果は大成功だった。エンジン出力は控えめながら、安定感があり操りやすい、しかも魅力的なハンドリングを実現したのだ。当時のAUTOCAR英国編集部の評価は、「モンデオこそ王者! 最高のファミリーカーだ」というものだった。

フォード・モンデオMk1(1993年)フォード・モンデオMk1(1993年)フォード・マスタングMk1ハードトップ(1967年)