深呼吸したくなる、里山の宿

 鳴子温泉郷の中で最も歴史が古く、開湯千年以上を誇る川渡温泉。

 田畑が広がるのどかな山里に溶け込むようにして、3つの建物が並ぶ。長年湯治客を受け入れてきた本館と、登録有形文化財である茅葺の母屋、そして、金山杉を中心に木造りにこだわった別館だ。

 金山杉とは、冬が長く雪深い山形県金山町で育つ建材で、年輪がゆっくり均一に成長するため木目が細やかで美しく、狂いが生じにくいという性質をもつ。

「あたたかみがあり、肌触りがよいというお声をよくいただきます。私自身、この建物の中にいると心が安らぎますね」と板垣さんは言う。

 他にも、水回りには耐水性の強い秋田杉の加工材を、ラウンジの床や廊下には福島の唐松をと、ふんだんに木材を使用した館内は、いつも清々しい空気に満ちている。

 1階に3室、2階に2室ある客室はすべて10畳以上。窓の外の自然と一体化するような、広々とした空間をひとりじめできる。木の香りとぬくもりに包まれ眠りに落ちる幸せを。

山ふところの宿 みやま 別館

所在地 宮城県大崎市鳴子温泉字要害91
電話番号 0229-84-7641
ひとり料金 1泊2食付き 21,450円
ひとり対応 通年可
●JR川渡温泉駅、鳴子御殿湯駅より送迎あり(要予約)

※掲載されてる情報は、2025年12月現在のもので、諸事情により変わる場合もあります。今号に掲載した各施設、店舗などの情報は通常営業時のものです。実際の運営・営業状況については、ホームページなどをご参照いただくか直接お問い合わせください。お出かけの際には、政府・各自治体などから出ている要請措置、注意喚起をご確認ください。

※価格は表示がなければ、消費税込み(標準税率10%もしくは軽減税率8%)です。施設によりサービス料、入湯税など別途加算される場合があります。

 続きはCREA Due「楽しいひとり温泉。2026」でお読みいただけます。