徳島県徳島県

 徳島県は2024年度の養護者による高齢者への虐待の状況を公表した。市町村などが受けた相談・通報件数は191件(前年度比10件増)で、統計を取り始めた06年度以降最多だった。県長寿いきがい課の担当者は「虐待防止の意識が広まり、通報件数が増えたのではないか」としている。

 虐待と判断した件数は前年度比25件減の77件で、種類別(複数回答)では、殴る蹴る、無理やり食べ物を口に入れるなどの「身体的虐待」が49人、無視や嫌がらせ、脅しといった「心理的虐待」が29人、金銭の使用を理由なしに制限するなどの「経済的虐待」が19人だった。

 加害者は息子が31人、夫が20人、娘が14人などと続き、被害者の性別は女性59人、男性19人だった。加害者側の発生要因(同)は「精神状態が安定していない」(49件)、「虐待発生までの人間関係」(45件)、「障害・疾病」(34件)などが上位を占めた。

 相談・通報者は複数回答で、警察が108人、介護・医療関係者が43人、家族・親族が8人と続いた。県はホームページで市町村の通報窓口一覧を掲載している。

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