アマゾンは米国時間2月5日、第4四半期決算がウォール街の予想を下回ったと発表した。これを受け、決算発表後の時間外取引で同社の株価は急落した。同社は2026年に2000億ドルという巨額の支出を見込むとの見通しも示している。

・ファクトセットによると、アマゾンの直近四半期の売上高は2134億ドルに増加し、アナリストのコンセンサス予想2114億ドルを上回った。一方、1株当たり純利益(EPS)は1.95ドルとなり、予想の1.97ドルを下回った。

・アマゾンのアンディ・ジャシーCEOは声明で、AI、半導体、ロボティクス、低軌道衛星への「強い」需要を理由に、2026年の設備投資を2000億ドルと見込んでいると述べた。これは、設備投資に関するアナリストのコンセンサス予想1466億ドルを大きく上回る水準だ。

・アマゾン株は米東部時間午後4時23分時点で7%超下落した。時間外取引では、それに先立ち最大10%下落していた。

・アマゾンの2025年の売上高は7169億ドルに達し、予想の7146億ドルを上回った。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は前年同期比20%増の1287億ドルとなった。

第4四半期決算説明会は。投資家向け広報(IR)ウェブサイトで確認できる。

アマゾン株は過去1年で5%下落した。中国に対する関税への高いエクスポージャーが、2025年を通じて同社の事業を混乱させたためだ。同社はAI関連サービスとクラウドインフラの拡充を進めており、競合のマイクロソフトとグーグルは、AI製品への需要拡大に対応するため支出を急速に増やしている。

アマゾンはアンソロピックに80億ドルを投資しており、同社が発表したAIエージェントのアップデートは世界のソフトウェア市場を揺るがし、オラクルやアドビなどのテック大手に加え、インド最大級のIT企業も動揺させた。

アマゾンは昨年、アンソロピックがClaudeのワークロードを実行するために専用で利用する110億ドル規模のAIデータセンターを開設した。また同社は、11月にアンソロピックと380億ドルのクラウドコンピューティング契約を締結した後、OpenAIに500億ドルを投資する協議を行っているとも報じられている。UBSのアナリストは今週のノートで、アマゾンがAI市場でメガキャップの同業他社に影が薄くなりつつあるなかで、AWS事業を成長させる計画を理由に、同社の設備投資見通しを引き上げたと述べた。

マグニフィセント・セブンのうち、四半期決算の発表が残っているのはエヌビディアのみであり、米国時間2月25日に発表を行う。アルファベットは米国時間2月4日に予想を上回る決算を発表し、メタ、アップル、マイクロソフト、テスラは先週決算を発表した。

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(forbes.com 原文)