メキシコ、キューバへの燃料提供模索 関税回避へ米と協議

 メキシコ政府は、キューバに石油を供給する国に関税を課すとしている米国の報復を招かずに、電力や輸送など基本的なニーズに対応するためキューバに燃料を送る方法を検討している。写真はキューバのハバナのガソリンスタンド、先月撮影(2026年 ロイター/Norlys Perez)

[メキシコ市 5日 ロイター] – メキシコ政府は、キューバに石油を供給する国に関税を課すとしている米国の報復を招かずに、電力や輸送など基本的なニーズに対応するためキューバに燃料を送る方法を検討している。関係者4人が明らかにした。

メキシコ政府高官はトランプ米大統領が表明した関税措置の範囲を明確にし、切実に必要とされる燃料を供給する方法があるかどうかを探るため、米当局者と協議を続けているという。ただ、メキシコが解決策を見いだせるかどうかは不透明だ。

ホワイトハウスはロイターの取材に対し、トランプ氏のこれまでの発言を参照するよう促した。同氏は2日、メキシコがキューバへの石油供給を停止すると述べたが、そう考える理由には言及しなかった。

関係者の1人は「ほぼ隔日で協議が行われている」とし、「メキシコは関税を課されることを望まないが、キューバ国民を支援する方針も堅持している」と述べた。

メキシコ、特に与党の国家再生運動(MORENA)は長年、キューバとイデオロギー的・歴史的な結びつきを維持しており、シェインバウム大統領はキューバを見捨てないよう連立政権内から圧力を受けている。

関係者3人は協議が前進しているとし、解決策が見つかることに期待を示した。合意が成立すれば、ガソリンを積んだタンカーや食料などの物資を人道支援として数日内に送る可能性があるという。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Diego Oré

Senior Correspondent based in Mexico. Reports on politics, corruption, security, migration and economy in Mexico and Central America. A Peruvian journalist with more than 20 years of experience in Latin America and the Caribbean covering elections, coups d’etat, uprisings, summits, economic crisis, natural disasters and sports. Previously based in Peru, Bolivia and Venezuela, he’s fluent in Spanish and English.